名付けて、中央ゆったりディフェンス。バイエルンの強みというのは、サイドというのを見切ったモウリーニョの戦術でしたね
2010年5月24日放送 日テレ UEFAチャンピオンズリーグ09/10 決勝戦
都並敏史さん
名付けて、中央ゆったりディフェンス。バイエルンの強みというのは、サイドというのを見切ったモウリーニョの戦術でしたね。本来中央でタメを作られるのが嫌だから、中央では厳しく当たるのが普通なんですけど、中央で当たりすぎるというのは、もしやられた時を考えて、サイドの選手は中へ絞らないといけないですね。そうすると、ボールがサイドに行ったときに、ロッベンにいい状態でボールを預けてしまうことになるから、ロッベンのボールが行ったときに、人がたくさんいるように、近くにいるような状況を作るわけですよ。そこが一番怖いとわかっているんで、たくさん人かけて、ロッベンに仕事をさせないように対応するために、中央をゆったり構えるというのがだいたい多かったですね。攻撃はカウンターで手数かけませんから、とにかく距離感が大事なんです。ミリートとスナイデルが近い距離で、人数かけないで攻める。これが上手いんですよ。スナイデルがスルーパスを出す、ミリートが裏への走りが得意です。それが実った先制点。
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