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ソシエテ・ジェネラル売りの、ドイツ証券買い

2008年1月28日放送

日経CNBC マーケットラップ

報道解説部 中嶋健吉さん

買いが入らないマーケットというのはこうゆう展開になるのかなあという感じがしますね。

個人の方は残念ながら、まだまだ残務整理ということでしょう。

あと、日本の機関投資家がほとんど出てない中で、特にソシエテ・ジェネラル売りの、ドイツ証券買いというんでしょうかね、ほとんど裁定に絡む売りだと思うんですが、これだけが今日のマーケットを支配したという、こういった感じかと思います。

ニューヨークマーケットの動きがあったんでしょう、朝から全くさえない展開が続いているわけです。

特に全体的な動きの中で、何が一つのポイントになっているかと指摘できないところが非常につらいところであるわけです。

全体的な流れを見ていきますと、冒頭でもちょっと申し上げましたように、裁定に絡む動きが先週の木曜日あたりから出ているわけです。

特に、先週の木曜日の午後の寄り付きの段階ですね、かなりまとまったバスケットの売りが出たということ、それに対してバスケットの買いがぶつかったということはこのコーナーでもご説明したと思うんですが、今それを整理してみますと、特にソシエテ・ジェネラルが約5000数百万株の裁定の解消をやっています。そして、ドイツ証券が約8000枚以上の新規の買いが入っています。それに伴う裁定の売買として、ソシエテの解消売りに伴いますと先物を約5000数百枚買い戻しているということですね、ヘッジをこれできれいにマルにしたということでしょうか、そして、ドイツ証券の新しい新規ポジション約8000数百万株のポジション取りに対しては、約1万枚の先物売りということでヘッジがかかったという、こうゆうものが出ているわけです。

今日の後場寄りにつきましても、朝から多分ソシエテのものと思われています、こういった売り物が多分大きく出ているだろうといわれていましたが、それに伴う買いも同じように出ているということで、やはり先週木曜日と同じように今日もソシエテとドイツ証券の間ですね、かなりまとまった玉のやり取りがあったんではないのかな、という気がします。

さて簡単に見ておきますと、金曜日に大きく上昇したということで、久しぶりにアイランド・リバーサルですね、大きな離れ小島が、これは日経平均、日経平均先物、そしてTOPIX、この3つの指標に相次いで出たということ、極めて強いシグナルが出たわけなんです。

ただ残念ながら今日は、朝からのだらだらとした動きの中で、結局、日経平均、日経平均先物、これは直近の窓を埋めてしまったということでアイランド・リバーサルは否定された形になっています。

ただ、一方、TOPIXだけはかろうじて1286が窓の下限になるわけですが、それを若干上回る1290ポイントで止まったということで、形の上ではまだアイランド・リバーサルが維持されたということです。

今日見ていきますと、全体的には大きく下げているわけですが、新安値銘柄ですね、この数に比べますと、値上がり銘柄数が非常に多い、言い換えると値下がり銘柄が非常に多い割には新安値銘柄がたったの29にとどまっているということで、全体的にマーケットが下げているという印象は今日は与えていないのかなという気がします。

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2008年1月27日放送

NHK総合 経済羅針盤 リスクを避けず新事業

オリックス会長…宮内義彦さん

戦略というのは大胆にやらなくてはいけない、ちまちました戦略はだめだ、大胆な戦略を出す、その戦略に基づいて作り上げられた取引がある、これを大胆にやったら目茶苦茶になる、取引はものすごく細心でないといかん。

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2008年1月26日放送

ワールドビジネスサテライト 土曜版

住信基礎研究所 主席研究員 伊藤洋一さん

次はどこの国にも依拠しないヴァーチャルな通貨が基軸通貨になる可能性があると思います。というのは、世界の国の分散というのはどんどん進んでいるわけですよ。

今までなぜドルが基軸通貨だったかというと、第2次世界大戦が終わった時は、世界のGDPの半分はアメリカだったんですね、圧倒的な力をもっていた。

でもアメリカの力というのはどんどん弱くなっていく、相対的にはですよ、そうすると、いろいろなものに目をやらなければいけなくなる、そのことは、どの通貨も基軸通貨になれないということなので、ヴァーチャルな通貨を基軸として、実際の通貨がその下にぶら下がるような形になるのかなあというふうに考えていますけどね。

今回の危機で一番明らかになったのは世界中のマーケットがリンクして、瞬時瞬時に動いているのに、各国の当局がアクションの面でディレイしているという面だと思うんですよね、遅れているということですよね。

日本は特に株価が一番下がった国であるわけですから、何か財政の出動はしないにしても、改革をするとか、世界に振れる旗を用意すべきだったのに、それがちょっと振れていないなあという感じが私はしましたね。

僕、いつも思うのはね、人間ってそんなにいくつも覚えられないじゃないですか、何かが必要になった時に、だいたい頭に浮かぶのは二つぐらいですよね、せいぜいね。

その中に入れるかどうかというのがブランド戦略の一番重要なところで、1位、2位に入らないときついですよね。

あと、コインの裏表と最後の方がいったことは非常に重要なことで、両方良くなければいけないんです。

どっちが悪くて、どっちがいいなんてことはあり得ないわけだから、両方いいと株式市場の評価も高まるということになりますよね。

企業としては商品さえブランドイメージが高まればいいというのは嘘で、そんなにいい商品を作っているのはどこの会社だ、ということになるわけで、その会社は評価できるよね、という株式市場の評価になるわけだから、やっぱり両方目指さなければならないと思いますけどね。

例えば、長野県の白馬なんてね、オーストラリアの人がいっぱい来たし、オーストラリアの人がホテルなんか作っているんで、ものすごく混み合っている。

都市でもそうですよね、福岡と札幌比べると福岡のほうが外国人が来ているから元気なんです。

この傾向強まりますよ。海外の人にいかに来てもらうか、いかに資本使ってもらうかが、これからは非常に重要になります。

国内だけでやっていてもだめで、海外に向かってアピールしないとヒト、モノ、カネが来ない時代になってきてます。

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