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ちょっとショート振っている人は背筋が寒くなるような1日だったんじゃないかなあ

2008年2月14日放送

日経CNBC マーケットラップ

報道解説部 中嶋健吉さん

3日続伸ということに加えて、今日は高値引けなんですね、日経平均、そしてTOPIXのほうも高値引けということで、これは本当に久々のことですんで、ある意味では、ちょっとショート振っている人は背筋が寒くなるような1日だったんじゃないかなあと思いますね。

振り返りますと、何と言ってもニューヨークの強さということでしょうか、4日連続高、そのうち2日は3ケタの上昇ということになっているわけです。さらに今日のより前のGDP統計ですね、市場予想をはるかに上回る強い指数が出てきたということで日経平均株価、東京市場高い寄り付きということになっています。特に今日のように寄り付きから買い気配で始まる場合は、その実商いが指数に反映されます先物の指数ですね、これをみるとマーケットの展開が実態としてわかりやすいということで、先物の指数を見ておきますと次のようなパターンがあらわれてくるわけです。今日見ていただきますとわかりますように、大きく窓を開けての上昇ということになります。そして、直近の窓があいてますのは2月の5日ですが、結局最終的にはこの二つの窓が開いたことによって、ちょうど12930円の安値の値段が付いていますが、これがアイランドリバーサル、いわゆる離れ小島という形になります。安値圏でこれが出ますと一つの強気シグナルが点滅したといわれるわけですが、さらに安値2月12日に付けています12930円、このときは寄り付きが12990円、引けも12990円ということで、寄り引け同値という、最終的には十字足が形成されているということになります。安値圏での十字足の形成といいますのは、今まで売り込まれてきたがゆえに指数が下がってきたわけですが、最終的に売りと買いが拮抗したと、こうゆう形で出るのが十字足といわれていますので、これも強気シグナルを補完する意味での方向転換を何か暗示するものでないかなという気がします。そして、このところずっと上値を抑えていました25日移動平均線ですね、今日は本当にこれを明確に上回ってきました。今現在、25日移動平均は13490円前後かと思いますが、これを明確に上回ったということです。ただ、25日線は相場が今の水準を維持したとしても残念ながらまだまだ下降トレンドを続けるということが予見されています。来週の終りぐらいまでは下降トレンドに入るだろうということで、必ずしもこれが下値支持線としてどこまで強い展開をしてくれるか難しいところではあるんですが、先ほど申しましたように一段上げたところでの25日線上回ったということで、何か一服入ったところでかなり慎重にマーケット見るという展開にまだ続いているわけですので、こうした慎重な姿勢が続いている限りは大きく崩れることも多分ないだろうということで、あまり25日線の下落局面というのは気にしなくていいのかなという気がしてます。

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2008年2月13日放送

テレビ東京 ワールドビジネスサテライト

原料高を受けて様々な商品の値上げが相次ぎ、消費者心理が悪化する中、消費動向にも変化が表れ始めています。日銀が今日発表しました1月の企業物価指数です。前の年に比べて3.0%も上昇しているんです。この背景には原油や原材料価格の高止まりの影響というのがありまして、実に27年ぶりの上昇率となっています。一方、消費者心理を示す消費者態度指数は4カ月連続の低下で4年7カ月ぶりの低水準でした。相次ぐ値上げに消費者の生活防衛策や小売店の現場を取材しました。

モルガン・スタンレー証券 経済調査部長 兼 マネージングディレクター ロバート・A・フェルドマンさん

共通点いくつかあると思うんですけど、すべての物価が上がっているんではなくて、上げっているものもあるし、下がっているものもあるという、新しい、面白い共通点があるんですよね。この話は、1年前米国で聞いていなかったんですよね。実は、私、先週ワシントンに行っていたんですけども、1年前ならとても高くて泊まれないホテルが、今度行ってみたら泊まれる値段に迫ってきているんですね、実際起きているんですね。インフレという定義ですけれども、すべての物価が、サービス、賃金も入れて同時に上がっているということで定義するんですけれど、今は全然そうなってないということですので、番組でよくいっているように、インフレでないというのはアメリカも共通だと思います。さっき、賃金の議論ありましたけれど、賃金上げれば、景気が良くなって、大丈夫だという議論あるんですが、本当に生産性を上げるということは、賃金が上がって、消費が増えて、景気の活性化と話が全然違うんですよ。やっぱり生産性を上げて、それに合った賃金を払うなら、みんなハッピーですよね。しかっし、生産性に合っていない賃金を払うと、企業が悪くなってしまいますね。設備投資ができなくなって、新しい設備入れられなくなって、企業おかしくなってしまいます。だから、生産性を強調して、高い賃金が払えるように企業を良くしていく、業界再編とかそういうことも必要ですね、ですが、生産性を中心とした戦略で賃金を上げるということも大事なポイントではないかと思いますね。
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フォーレン・アフェアーズという雑誌があるんですけども、外交政策をどう思うかということを各候補にエッセイをちょっと書いてくれというお願いがあって、エッセイがその雑誌に載っているんですね。エッセイを私が読んで分析した結果、こうゆう結果ですね。マケインさんは従来の日米政策という感じで、日本を味方にしてロシア、中国に対抗する、そういう味が非常に強いんですね。クリントンさんはどうかということですと、中国との友好関係を強化しましょうということが中心ですけれども日本嫌いということでもないんですね、というのは、彼女のエッセイの中で環境問題、エネルギー問題を日米中という協力機構を作って取り組みましょうということを言っているんですね。オバマさんはどうかというと、若い人という感じもあるんですけど、東アジアの安全保障機構を作りましょうという含みのことを言ってますしね、これはある問題に対して協議をして取り組みましょうという発想ですね。2カ国間というよりも多国間という、互いに貢献しようと、そうゆう若い人の発想が多いなあと思いましたね。
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子供たちがリスクという言葉を使っているのは非常に意味が多いと思いますね。定義すると自分がコントロールできない悪い結果と思えばいいと思うんですね。いろいろ動いている中、自分の行動でコントロールできるものがあれば、あまりリスクは感じない、頑張ればいいから。でも、コントロールできないことは大変だと、日本の今のルール、いろんな分野でもそうなんですけども非常にグレーゾーンが多いんですね、あいまいなルールで結果と何がつながるかわからない、すなわち、あいまいなルールが厳しく実行される、怖いということになるんですね。新しい会社法が導入されましたけれども段々と判例を積み上げていこうというアイデアだったんですけども、裁判官が経済学をもとにして判例を出してないからみんなすごく迷っちゃうんですよね。だから海外の判例いっぱい取り入れて使うべきだと思うんです。デラウェア法、法律いっぱい作っているんですよね、そういう法律をもとにしていけば非常にうまくいくと思います。デラウェア法は日本にとって鴨葱ですね。使えばいい、すぐに使えるものだから、使えば非常に早くいく、だけど日本の裁判官、それを全然参考にしていない、これちょっとさびしい。
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格差問題とよく言われますけれども、私一番大きな格差問題は1票の格差問題だと思います。提言ですけども、ドント式で、人口比例で議席を再配分する。都道府県別にこうゆう方程式でやりますと衆議院が8%ぐらい議席が違うところにあるんですね、これ不公平ですね。参議院で同じ計算すると何と25%です。今すごく不公平な配分です。都市部が少なすぎる。地方が多すぎる。これはものすごく不公平。これをなくせば格差問題がなくなると。資源配分になる。もう一つあります。オーストラリアが使っているやり方なんですけど、投票行かない人、罰金。投票してもらう。これ大事だと思うんですね。

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