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これがまさに先物主導ということかと思います

2008年2月26日放送

日経CNBC マーケットラップ

報道解説部 中嶋健吉さん

現物は確かに89円安ですか、13823円近辺で抜けているんですが、実は先物は13920円でプラス30円なんですね。これで約100円方の順鞘という、TOPIXも約10ポイントの順鞘で終わっています。昨日から始まりました先物主導のちょっとマーケットをあおるような動き、今日も改めて顕著に出たんではないかなという気がします。
さて今日のマーケットですが、昨日の段階で今日のニューヨーク高、これをある程度織り込んだと、とはいっても寄り高、そのあとは一貫して右肩下がりの展開ということでした。特に後場のどうでしょうか、2時前あたりからかなり下げ幅を急速に広げていくわけですが、これはまさに上海市場のオープニングですね、これが東京時間の2時に始まりますんで、それを見越したような下げになっているんですが、実は上海市場はそのあとは若干戻っているということで、このあたりも東京との間で何か裁定が入っているのかなと、こうゆう印象を与えています。いずれにしましても日経平均、そしてTOPIXとも大きく下落ということです。やはりなにか仕掛け的なものがあったのかなあというふうに考えてしまうわけです。この後出ます手口を確認しませんと何とも言えませんが、やはり昨日あたりからマーケットの評判になっていますクレディ・スイスですね、クレディ・スイスの存在がどうしても意識として出てしまうということかと思います。それでこのクレディ・スイスの手口、昨日はもう何度もご案内してますが、日経平均型で約16400枚の買い越し、そして累計の建玉17870枚と、TOPIX型も4310枚の買い越し、これはずっとショートにしておりました。その結果約30000枚のショートが一応25200枚程度のショートにまで減ったということになります。このポイントですが、実は昨日の大幅買い越し、このコストっていったいいくらになるんだろうということになるわけです。これはクレディ・スイスでないとわからないわけですが、得てしてこれはVWAP値、加重平均単価を使いますのでこの加重平均値を見ておきましょう。これが一つのベンチマークになっています。昨日の先物のVWAP値ですが日経平均型で13830、TOPIX型で1349ポイントということですね。今日の日経平均株価の先物、朝は何と14090円で始まっていますので、どの水準で売っても昨日ロングにした投資家は利益だということになります。という形で、今チャートが出ていますが、このような形でぐんぐんと下がっていった、今日の安値は13800円、TOPIX型では1345ポイント、奇しくも昨日のVWAP値にほぼ近い水準と、まあこのあたりで安いところを付けて、引けにかけてぐんと戻ったということになるわけです。そして今日の引け値を見ておきますと日経平均でいくと13920円、冒頭申しましたように現物に対して100円方高い、さらにTOPIXは1356ポイント、これも現物に対して約10ポイント高いんですが、今日のVWAP値、日経平均でいきますと13954、TOPIXで1359、これに限りなく近いということで、最終的にはこのVWAP値を意識した動きで大きく買い戻したという感じが見てとれる、これがまさに先物主導ということかと思います。

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2008年2月25日放送

テレビ東京 ワールドビジネスサテライト

国内の契約数が1億件を突破した携帯電話業界で、1年で最大となります春商戦が早くも幕をあけました。飽和状態ともいわれる携帯電話市場ですが、新規参入も交え各社の競争は激しさを増しています。

千葉商科大学大学院教授 斎藤精一郎さん

武藤さんという線でずっと来ていますから、この選択は無難といえば無難なんですね。しかしよく考えると安易じゃないのか。2点ですよね、一つはよくいわれる財金分離、金融と財政の分離です。その原則、戦後50年間ずっと大蔵省が日銀の総裁や副総裁をコントロールしる、罷免できる、完全に財政が主体的な日銀、金融を抑えるというのがずっと続いてきたんです。旧日銀法で。それが1998年ですから、10年前、法律が変わりまして、日本銀行の中央銀行としての存在が相対的に認められたんです。もちろん政府内ですから、意見の対立、決定的な対立はいけませんけどね、一応中立性が認められて、やっとこれで10年、日本銀行がやっと独り立ちしたんですよね。そのときにまた財政のトップの方がそれをするということはやや時代のアムーブに逆転しているんではないのか、しかも今ニュースにあったようにですね、借金が838兆円もあると、財政再建というのは大きな問題ですね、今後消費税の引き上げもやります、そうゆう中で、財政にいた人が本当に金融をきちんと司る、そうゆう資格が、力が持てるかどうか、そこが一つですね。やはり同じ古巣の中にいるとついつい甘くなる可能性がある。もう一つ、今日銀のずーとやってきたゼロ金利が今どうなっているのか、このまま続けるのか、福井シナリオといわれる生産も上がり、所得も上がり、支出が増えると、これによって景気が良くなるというシナリオが崩れてきていますよね。これを武藤さんが同じような継続路線に乗っていて、このまま踏襲するのか、あまりの議論がない、安易な選択になってツケがまた来るんじゃないかと、それがちょっと心配ですね。
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日本人の経営のやり方というのはみんな平等に考えて、一生懸命教えて人材育成しますよね。ああゆうのは絶対海外の人は受け入れてくれるんですよね。日本の企業の経済発展を考えれば、海外しか基本的にない。日本にまたもってきて内需拡大していいものを作っていく、こうしなければ日本の将来はないと思うんだけど、ただこれまでのように輸出だけすればいい、輸出だけではじり貧になります。海外投資立国ということをぜひ政策的に後押しして。  

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