間違いなく全体のポジションの乗り換えがある意志をもって行われている
2008年3月21日放送
日経CNBC ウィークリーラップ
経済解説部 中嶋健吉さん
ズバリいますと、1500銘柄近いものが上昇しているわけですよね。その割には指数的な上昇はそれほどでもなかったということ。言い換えれば、買う銘柄がある反面、売られている銘柄があるということですね。要するに乗り換えということです。特に買われている銘柄群はハイテク、国際優良銘柄群ですね、これがほぼだいたいその日の高値圏で引けていますし、そして、売られている銘柄群というのが、これは資源、商社、船株という、非鉄関連ですよね、ヨーロッパ関連はこれから4日の連休に入っていくということですね。その中でこうゆう動きになるということは間違いなく全体のポジションの乗り換えがある意志をもって行われているということかと思いますので、全体的な流れがこれからちょっと変わってくる可能性あるんじゃないでしょうかね。
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2008年3月20日放送
テレビ東京 ワールドビジネスサテライト
祝日の今日、どこかへ出かけられた方も多いと思います。その観光市場に変化が起きているようです。
三菱UFJリサーチ&コンサルティング 五十嵐敬喜さん
ちょっとグラフを見ていただくと、赤い線が在庫率、在庫率というのは、毎月売れているこのペースでいくと何か月分ぐらいの在庫が今あるかという意味ですが、10か月あるわけですよね。今まではずっと4か月分ぐらいだったわけですから、これがどんどん増えてきた。これだけ在庫が積み上がると新たに供給を増やすわけにもいかないので、着工件数がピーク2百数十万件あったのが、今、百万ですから半分以下になっているわけですよね。ここまで落ち込んでしまった。アメリカの場合は中古住宅が中心なんですね、売買の。売買の8割は中古、新築が2割ぐらいなんですね。日本はむしろ9割が新築というようなことがありますから、ずいぶん違うわけですよね。さっき見ていただいたように、相当落ち込んできていますから、そろそろ戻ってもいいのかなあという気もするんですけどね。だいたい150万戸ぐらいの新築がずっと続いてきて、2000年になってから金利が非常に下がったので、住宅ローン金利の低下もあって、どんどん増えてきて、さっき見ていただいたように、2百2,3十万戸まで毎年供給され、それが今どんと半分以下ですからね。150万位が実力ベースだとすると、今は少し水準が下がり過ぎ、ということは、そろそろ持ち直してくる。家が下がっているものについてはバーゲンみたいにして買っていく人が多いわけですから、今年の後半ぐらいには持ち直してくるんじゃないかなという気もしますね。
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