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ただ規制するだけじゃなくて、子供たちに何を与えていくのか、子供たちにもっと楽しいことあるよというのをどうやって見つけていくのか

2008年3月7日放送

日経CNBC ウィークリーラップ

経済解説部 中嶋健吉さん

今日は何といっても今夕、ちょうど東京時間の10時半でしょうか、雇用統計の発表ありますよね、これを待とうということなんですが、朝の段階ではニューヨーク安を受けて、債券の急騰、株が急落で始まったと。ただ債券も安値圏で終わっているんですよね。株も安値圏ということですから、考えてみれば、皆さん慎重にポジションを調整し、最後はスクエアにしたという、こうゆうイメージがあるだけに、すべては雇用統計待ちというイメージの一日だったかもしれませんね。

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2008年3月6日放送

テレビ東京 ワールドビジネスサテライト

19日の任期切れを前にいまだ後任が決まらない日銀総裁人事、明日政府から後任人事案が提示されますが、すんなりと決定するのでしょうか。

東京大学大学院教授 伊藤元重さん

日本ほど年になるほどお金がある国ってないんですよ。つまり、20代30代の方で少しぜいたくな消費ができる方って意外と少ないんですよ。一方で50代60代の方っていうのはお金はあるんだけど、それをどうやって使っていいのか必ずしもよくわからない、だからそこを一緒にすることによって、有効に消費をしてもらおうという、日本のある意味で景気を活性化させるミクロで見た面白いやり方かもしれないですね。
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今、道路税の話になっているんですが、世界を見ると石油税の値段が上がっているんですよね。道路をつくるためではなくて、やっぱり省エネとかCO2ということで、日本もそっちに行かなくてはいけないと思いますよ。その時にポイントは、経済活動を阻害する可能性があると。だったら石油の税金を上げていくかわりに、例えば法人税を下げていくとか、いう形で考えていくのがいいんじゃないかなと思うんですよね。やっぱり長い目で見た時に、今までの税体系の中に新たに大きい炭素税というものが入ってくるわけですから、経済全体を損なわないようにどうもっていくか、そうゆう議論をもうちょっと国会でしてほしいなと思いますけどね。

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2008年3月6日放送

NHK総合 クローズアップ現代

携帯電話で見知らぬ大人と出会いトラブルに巻き込まれる子供たちが後を絶ちません。安全のためにと子供に買い与えたはずの携帯電話、それがかえってトラブルにつながるケースが相次いでいます。子供たちが情報を交換する携帯サイトを利用して近づいてくる大人が後を絶たないのです。去年、ついに女子高校生が殺害される事件まで発生しました。事態を重く見た携帯電話会社は原則すべての18歳未満に対し、インターネットへの接続を制限するよう動きだしました。しかし、ネット上でサービスを提供する企業からは厳しすぎると反発の声が上がっています。携帯サイトを通して近づく大人から子供をどう守るのか広がる被害の実態と対策に迫ります。

ジャーナリスト 柳田邦夫さん

大変なエネルギーを要することですが、そのエネルギーこそが今の社会取り戻さなければいけない。例えば、学校で早寝、早起き、朝ごはんっていうのをやろうとするときに、保護者全員がそれに参加してもらうためには、教師なり校長なりが大変なエネルギーが必要なわけですね。ましてこうゆう地域活動になりますとものすごいエネルギー必要だけれども、これから生きる子供のことを思ったらそれくらいのエネルギーを大人は使いなさいとこういわなければいけないんですね。日本の経済がいろいろ厳しいということがあってね、最先端を行くIT企業にブレーキをかけるようなことは首根っこ絞めるのかというようなことを必ず経済界いうんですけど、高度成長期の初期から同じことをいわれてきたんですね。例えば昭和30年代に起こった水俣病事件なんて言うのはそれを止めたら日本の経済成長止まるというんで、悲惨な患者がどんどん増えて、無視されてきたわけですね。その繰り返しが今同じことが起こっている。じゃあ、携帯で水俣病の被害者出ているのかというと目に見えないからそう思わないんですよ。ところがこれから育つ子供の心のゆがみとか、発達がゆがんでくるとか、そうゆう問題とIT機器とが密接にかかわっている、より広い視野で問題点をみなければいけない。その時に大事なことは、子供がいろいろ携帯で小説を書くとか、一つの新しい文化じゃない、大事にしてあげたいというけど、もっと大事な文化が上にある。それは何かといったら、先ほど1、2%の犯罪者のために全体を規制するのは問題だというのがありましたけれど、1、2%じゃないんですよ、これからの子供がどう育つかという問題、それに大人がどう向き合うかということであってですね、そのためには1、2%の犠牲者がいても99%がおいしいご飯食べて生きていくんだからこれは我慢しなさいという文化を取るのか、あるいは1、2%でもそんな悲惨な子供がでないようにみんなが少しずつ我慢する文化を取るのか、そのどちらを選択するのか、という問題なんですね。国の国策でもあると同時に、家庭における、あるいは地域における子供との向き合い方、今や若い親たちが授乳中にさえも携帯メールで、赤ちゃんの目も見なきゃあ、言葉もかけない、というところに囚われてしまっている。そうではなくて、やはり子供のためにどうゆう向き合い方をしなければいけないのか、それは男も参加しなくてはいけない、男が妻と一緒にヒヤリングしながらどうやっていくのかとか、地域で、男だけで子育てサミットやったらどうですかとか、シンポジュームやったらどうですかとか、いろんな取り組みをして初めてこの問題というのは本質も見えてくるし、根本的な対策になるんじゃないかと。ただ規制するだけじゃなくて、子供たちに何を与えていくのか、子供たちにもっと楽しいことあるよというのをどうやって見つけていくのか、てこそが大事なんですね。

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