二番底形成という動きというのはまだあるのかなという印象はありますよね
2008年3月11日放送
日経CNBC マーケットラップ
経済解説部 中嶋健吉さん
昨日は日経平均が1月の22日の安値を下回ってしまった。これ引け値ベースでも下回ったんですが、今日は朝の段階ではTOPIXがザラ場で下回ったんですが、引け値では1235ポイントということですから、引け値では下回ってないんですよね。非常に腰の強いところを見せてくれたなあということで、どうでしょうか、二番底形成という動きというのはまだあるのかなという印象はありますよね。
---------------------------------------------------
2008年3月10日放送
テレビ東京 ワールドビジネスサテライト
中央銀行のトップ不在という異例の事態は回避できるのでしょうか。
ボストンコンサルティングS 日本代表 御立尚資さん
実感がなかったのに、もう景気悪いんですかという感じだと思うんですが、ここ2年ぐらい企業業績すごく良かったんですよね。本当は上げ底になっていた部分があって、輸出産業中心に円安で、バブルとまでは言いませんが、相当楽をしていたと。金利が安いままで円安になっているという状況ですから、かなり底上げされてたんですね。その間にやるべきことをやった企業と本来はおそらくそれでやらなければいけなかった事業の見直しであるとか、選択と集中を本当にやり切るとか、やらなかった企業との差がこれからはっきり出てくると思うんですね。逆にいうと、まだらにはなるんですけど、企業全体が悪くなるとは私は思っていないで、同じ産業の中でもきちんとやってきた企業はこれからも収益相当残ると思うし、そこを出遅れた企業は今思い切ったことをやらないとかなり急激に悪くなると。ただ日本全体のことを考えると、そこの思い切った手を打つ、それを後送りしている企業が早くやるべきことをやったほうが日本の経済全体はよくなりますから、軽々に相場がどうなればいいというのはありませんけれども、ずるずると株が100円、2000円と下げていくよりは少し大きめに落ちて、これは本当にやらなきゃという状況になったほうが本当はリバウンドが早いんじゃないかなという気がしてますけどね。
-------------------------
いろんな企業が今気がついてきているのは、企業はそのプライドをどう継承していくのか、求心力の中心に技能と技術をどう持っていくのか、そこのところがこれからもっとハイライトを浴びてくると思いますよね。
« 買い手はほとんど限定的ということですので水準が下がるところでの出会いが付いているということで残念な動きにはなっている | トップページ | 日本がいかに世界中に痛みをもたらしているかというのが特集なんですよ »
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- クレディ・スイスの買い戻しが入るかどうかがポイントになるのかもしれませんね。(2009.07.02)
- 今日は朝から為替がちょっと異常な動きをして日経平均とほとんど連動した形なんですよ(2009.07.01)
- ETFの配当取りの動きが目先撹乱要因としてどう働くのか(2009.07.01)
- 仮に調整局面が、今がそうであるなら、ちょっと長引いてしまうのかな(2009.06.29)
- この問題がわかった視聴者の方は、オプション取引のほとんどすべてのところが理解されたといってもいいと思います(2009.06.27)
この記事へのコメントは終了しました。
« 買い手はほとんど限定的ということですので水準が下がるところでの出会いが付いているということで残念な動きにはなっている | トップページ | 日本がいかに世界中に痛みをもたらしているかというのが特集なんですよ »
コメント