CMEが若干違和感のあるような値段で返ってきたときというのは
2008年4月23日放送
日経CNBC マーケットラップ
経済解説部 中嶋健吉さん
朝の段階ではニューヨークが3ケタの下落で返ってきましたんでんね、さあ、どうなるのかなと思いましたけれども、どうでしょう、前場の10時半ごろからでしょうか、先物主導で一気に切り上げてきたということですね。プラスに転じたと。後場引けにかけてちょっと売られましたが、それでもプラス圏で終わったということでしょうか。より具体的に見ておきますと、ニューヨークが一時は160ドル安以上という下落になったわけです。ただ、引け値でも104ドル安ということで、弱い動きだったということです。ただ、一方、CMEの日経平均の先物、これが安値では13450円、そして清算値が大証比たったの5円安にすぎない13555円で返ってきているということです。そして、本日の日経平均先物の始まり、これがCMEの値段を10円上回る13460円であったということ。結局これが今日の安値になっているわけです。さらに10時半からの上昇、これに関しましては市場ではいろいろな憶測が出ています。一番言われてますのは公的年金、もしくは郵貯の買いではないのか、こうゆう噂があるわけですね。ただ、前場が終わった段階で立会外で何と390銘柄に約1241億円の引け値、前引けの値段保証ですね、前引けの値段保証のバスケット買いが入ったと。これは外資系証券がやったというふうに言われています。国内投資家の買いを外資系証券が執行したんではないかということで、市場の見方一致しているということになります。さらに、債券の動きを見ておきたいんですが、実は今日も昨日に続いて乱高下の動きになっています。債権は昨日までは6日続落ということでした。水準から言いましてもそろそろ押し目買いが入ってもおかしくないというマーケット関係者の見方があったわけです。となりますと、通常ですと、債券先物買い、株式先物売りになってもおかしくないわけですが、今日は、今チャートが出ていますね。債券先物、株式先物、ほとんどパラレルな動きになって、逆相関の動きはほとんど見られませんでした。ということからも、株式先物にはそれなりの買い物が継続して入っていたんだなあと、こうゆう見方につながったようです。さて、こうした動きなんですが、実は3月の28日、そして4月の1日ですね。ニューヨークダウが本当にさえない動きだったにもかかわらず、CMEの日経平均の先物きわめてしっかりした動きで返ってきました。そしてその日、公的資金の買い観測が言われて、日経平均が大きく上昇したということになるわけです。そうしますと、今日のように20080423 日経CNBC マーケットラップ 朝の段階ではニューヨークが3ケタの下落で返ってきましたんでんね、さあ、どうなるのかなと思いましたけれども、どうでしょう、前場の10時半ごろからでしょうか、先物主導で一気に切り上げてきたということですね。プラスに転じたと。後場引けにかけてちょっと売られましたが、それでもプラス圏で終わったということでしょうか。より具体的に見ておきますと、ニューヨークが一時は160ドル安以上という下落になったわけです。ただ、引け値でも104ドル安ということで、弱い動きだったということです。ただ、一方、CMEの日経平均の先物、これが安値では13450円、そして清算値が大証比たったの5円安にすぎない13555円で返ってきているということです。そして、本日の日経平均先物の始まり、これがCMEの値段を10円上回る13460円であったということ。結局これが今日の安値になっているわけです。さらに10時半からの上昇、これに関しましては市場ではいろいろな憶測が出ています。一番言われてますのは公的年金、もしくは郵貯の買いではないのか、こうゆう噂があるわけですね。ただ、前場が終わった段階で立会外で何と390銘柄に約1241億円の引け値、前引けの値段保証ですね、前引けの値段保証のバスケット買いが入ったと。これは外資系証券がやったというふうに言われています。国内投資家の買いを外資系証券が執行したんではないかということで、市場の見方一致しているということになります。さらに、債券の動きを見ておきたいんですが、実は今日も昨日に続いて乱高下の動きになっています。債権は昨日までは6日続落ということでした。水準から言いましてもそろそろ押し目買いが入ってもおかしくないというマーケット関係者の見方があったわけです。となりますと、通常ですと、債券先物買い、株式先物売りになってもおかしくないわけですが、今日は、今チャートが出ていますね。債券先物、株式先物、ほとんどパラレルな動きになって、逆相関の動きはほとんど見られませんでした。ということからも、株式先物にはそれなりの買い物が継続して入っていたんだなあと、こうゆう見方につながったようです。さて、こうした動きなんですが、実は3月の28日、そして4月の1日ですね。ニューヨークダウが本当にさえない動きだったにもかかわらず、CMEの日経平均の先物きわめてしっかりした動きで返ってきました。そしてその日、公的資金の買い観測が言われて、日経平均が大きく上昇したということになるわけです。そうしますと、今日のようにCMEが若干違和感のあるような値段で返ってきたときというのは、その背景に何か思惑的な動きがあったんだろうなと、こうゆうふうに見る必要があるのかもしれません。、その背景に何か思惑的な動きがあったんだろうなと、こうゆうふうに見る必要があるのかもしれません。
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