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スーパー特区って出てきたわけで、スーパーって何だろうな

2008年4月4日放送

テレビ東京 ワールドビジネスサテライト

戦後初めて空席が続く日銀総裁のポスト、政府は7日にも白川方明副総裁を総裁に昇格させる案を国会に提示する方針を固めました。民主党はこの案に同意する方向です。

日本総研 副理事長 高橋進さん

今回スーパー特区って出てきたわけで、スーパーって何だろうな、最先端のことをやるのかなと思ったら、スーパーの意味はですね、諮問会議の議論を聞いていると3つの壁を乗り越えることだと。それみんな行政なんですね。一つは省庁の壁を乗り越えましょう。二つめが単年度会計の壁を乗り越えましょう。これは財政の問題ですね。三つ目は地域の壁を乗り越えましょう。この3つの壁を乗り越えて、特区をやりましょうというのが新しい特区だから今までと区別してスーパー特区なんだということなんですけども、技術開発の話というよりも行政改革の話なんですよね。政府の取り組みって非常にスローだなあと思うのは、民間だったら一つ医療だとか、最先端のものをやろうという時には、一つのプロジェクトとして全社をあげて壁何かはなくしてやりますよね。政府の場合は相変わらず壁にぶち当たっているんで、この壁を何とかしなくちゃいけないということで、議論しているんで、だいぶちょっと民間と違うなあ。
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このVTRを見ていてウーマノミクスという言葉を思い出したんですけどね、ウーマンとエコノミクスを二つにした造語ですけども、女性活用の経済学とでも言ったらいいのかもしれませんが、この言葉を初めて使ったのは、たぶん1999年にキャッシー松井じゃないかと思うんですけどね、2年ぐらい前にもロンドン・エコノミストが特集してまして、その趣旨は、過去20年間、世界経済の成長に一番貢献したのはITでも、中国だのの新興国でもないと。女性の就業率の上昇だ、というんですね。アメリカなんかでは、女性の幹部の比率が高い企業ほど収益率が高い。それからスウェーデンなんかは、女性の就業率が高くて、成長率も高いんですが、同時に出生率も高い。だから3高だと。いいことずくめだと。だから女性にもっと働いてもらいなさいということなんですね。

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