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何かいいものを先取りしている動きであればいいのかな

2008年4月15日放送

日経CNBC マーケットラップ

経済解説部 中嶋健吉さん

何度もこのコーナー含めて申し上げているように、買い戻し中心の反発という、こうゆうことになるんでしょうね。確かにそうした買い戻しが端的に現れましたのは、今アローズからも報告がありました鉄鋼株ですよね。今日の日経一面で新日鉄、JFEが二ケタ減益と報じられたわけです。確かに寄りこそ安かったんですが、そのあとは一貫して反発の動きということです。端的に言えば、業績悪化予想で売り、そしてその事実で買い戻すという典型的なパターンになっているということです。さらにこうした動きですね。次のチャート見ておきますと、実はこれみずほのチャートなんですが、先週金曜日から急速に値を上げていますよね。先週金曜日何があったかといいますと、昼休み時間中に3度目の減額修正を出したわけですよね。実はそれが悪材料出尽くしということになったんでしょう。後場から一気に上昇。そのあとはご案内のように上昇トレンドを維持しているということになるわけですよね。確かにもう一つ先物も見ておきますと、このコーナーでも12910円、これが年初からの抵抗体ゾーンですよと申し上げておきましたが、本日、そして昨日ですね。実はこの12910円、簡単に割ってしまったんですよね。ただ、それも一瞬ということで、そのあとはご案内のように一気に上昇局面に入ってきていると。言い換えれば、この12910円割れが弾みとなってエネルギーが溜まり、その上を行っていたということ。もっと悲壮的に見ますと、意図的にこの12910円を割って、狼狽的な売りを誘って、そこで一気に買い戻しが入ったのではないかと、こうゆう見方を取るマーケット関係者もいるということです。さらに今日、もう一つ端的に現れましたのが、自動車セクターですよね。これも実は鉄鋼セクターと同様なシナリオで売られていた、業績悪化シナリオで売られてきたわけですが、今日は材料も全くないまま、鉄鋼が上昇、それといちするかのように上昇してきたということですよね。とかとかとこうした動きをみるといかに市場全体にショートポジションが溜まっているかという、こうゆうことが知れてるということになるわけですが、例えば鉄鋼株見ておきますと、こうゆう形で買い戻されましたね。ただ、マーケットでどこかで買いがあったわけですから、その買いが売りというパターンであらわれてくるわけで、今日はそれが現れたのは多分船株ではないかと思いますね。船株は今日は反対に売られているということ。鉄鋼が下落しているときに船株買われていましたので、実はその逆が出てきたと。結論として何が言いたいかといいますと、こうした形でショートカバーがどんどん出ているんですが、今回に限りますと、まずはショートカバーあり気なんですよね。まずはショートカバーを買い戻しましょうということ。そしてそのあとはまた別のことを考えましょうということですから、かなり積極的にショートカバーを買い戻す動きが出始めたというのは、どうでしょう、何かいいものを先取りしている動きであればいいのかなという気がするんですが、まだ何とも言えません。

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2008年4月14日放送

テレビ東京 ワールドビジネスサテライト

伸び悩む消費に活路を見いだせるのでしょうか。オーバーストアと言われる小売業界でより重要性が増しているのが立地の合わせた店舗戦略です。今日、新しいタイプのターミナル百貨店が公開されました。

千葉商科大学大学院教授 斎藤精一郎さん

英語でよく使うんですけど、ミナイン ネグレクト、慇懃なる無視。今回のG7ですよね。日本の財務大臣も、新しい白川日銀総裁も盛んに日本の公的資金を投入して不良債権問題解決したと、この経験を外国は学べと盛んに言っていましたよね。外国人は笑って無視した。なぜ無視したか。二つ理由があります。一つはまず日本の不良債権と違うんではないか。住宅ローンとか、企業への貸し付けで目に見えていた不良債権ですよね。日本はぐずぐずしながらもやったではないかと。ところが今回の証券化商品は見えないですよね。見えないものに公的資金を入れろと言ってもどうやって入れればいいかわからない。二つめは、日本は公的資金で回復したかもしれんけど、日本経済復活してますか。まず自分の経済復活してから、そうゆうふうに忠告しなさいよ。それでネグレクトされた。

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