足の長い買い主体が先物を巻き込んだ形で動き始めた
2008年4月3日放送
日経CNBC マーケットラップ
経済解説部 中嶋健吉さん
前場はもみ合いでしたね。後場からは水準を切り上げる展開、これで実は2日連続高値引けなんですよね。通常、昨日のように大陽線が入りますと1日か2日もみ合うというのが圧倒的に知られているんですよね。なぜそうなるかといいますと、短期的な売りが出ますし、やれやれの売りですよね、これが出てくるということでそれをこなす必要があるわけですよね。今回につきましては、特にシンガポール発と言われています、昼休み中にシンガポールの先物市場でどうやら誤発注があったらしいということです。その買い戻しのために、シンガポールの先物が一気に13350円まで急上昇ということになります。そしてその背景がわからないまま、東京で後場が始まったということで、シンガポールのその動きにさや寄せする形で上伸、そしてその間、ストップロスに伴う買いですよね、これを巻き込んだ形で大きく上伸したということになります。ただ、この誤発注に関しましては、シンガポールで手じまったとみられますんで、そのまま動きが東京に出てくるとは考えずらかったわけですが、そのあと東京というのが極めて強い動きを示すと、ここが今日のポイントだという気がしますよね。いろんな噂が流れています。??からまとまった買いが入ってきたらしいだとか、いやいや公的の買いがでているんだとか、こういう憶測がいろいろあるわけですが、確かに昨日も後場から、特に金融株ですね、銀行、これが大幅に上伸したということ。とくに三菱UFJ何かは後場からものの見事に急伸しているわけですよね。三菱UFJの場合は、昨日はストップ高寸前まで買われているわけですから、今日またまたこのような動きを示すということ、これに対して単なる買い戻しだけではこうは上がらないだろうという見方ですよね、これが非常に強くなってきていますよね。特に昨日の場合、ポイントとして言われますのが、ニューヨークが48ドル安ぐらいになっていましたでしょうか、ただシカゴのCMEですよね、日経平均は13305円と、実は大証比125円高なんですよね。そして高値は13400円まで買われていたという事実があります。結局今日の先物の動きはこの13400円を目指す形で430円まで買われたいうことですんで、こうした動きですよね。ニューヨークダウの動きには関係なく、東京の先物そのものが買われているな。実はこの動きは3月31日のCMEでも出ているんですよね。あの時は、ニューヨークダウは40ポイントぐらい高かったんですけど、CMEはそれ以上にどんと高かったと、そしてその動きを受け継いで4月1日の、まさに日本の新年度入りですよね、ここでどんと東京のマーケットが上がっているということで、何かまとまった買い主体、何か足の長い買い主体が先物を巻き込んだ形で動き始めたんではないかと、こうゆう見方を取る市場関係者が非常に多いという感じがしますね。
--------------------------------------------------
2008年4月2日放送
テレビ東京 ワールドビジネスサテライト
原料高、燃料高で値上げが止まらない中、企業の販売促進の方法が転換点を迎えています。
日本総研 副理事長 高橋進さん
矢祭町って福島県にあって、合併しない宣言をした町なんですが、ここが面白いことやっているんですよ。町議会の議員さんの歳費というのは年間いくらというふうに払われているんですが、これを減らしたんです。どうゆうふうにしたかというと、日当制にした。議会やっている時だけお金を払う、それによってコストが3400万円から900万円に、何と2500万円も削減できた。これすごい行政改革、これみんなでやるべきじゃないでしょうか
« 正常な思惑、これが出始めた | トップページ | 皆さんちょうど傷を負ってかさぶたが付き始めたという状況 »
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- クレディ・スイスの買い戻しが入るかどうかがポイントになるのかもしれませんね。(2009.07.02)
- 今日は朝から為替がちょっと異常な動きをして日経平均とほとんど連動した形なんですよ(2009.07.01)
- ETFの配当取りの動きが目先撹乱要因としてどう働くのか(2009.07.01)
- 仮に調整局面が、今がそうであるなら、ちょっと長引いてしまうのかな(2009.06.29)
- この問題がわかった視聴者の方は、オプション取引のほとんどすべてのところが理解されたといってもいいと思います(2009.06.27)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント