皆さんちょうど傷を負ってかさぶたが付き始めたという状況
2008年4月4日放送
日経CNBC ウィークリーラップ
経済解説部 中嶋健吉さん
個人的には理想的な一服ではないのかなという気がしますよね。特に先物見ておきますと、朝の段階で13220円という安値を付けたんですが、実はこれ昨日の午前中一番もみ合ったとこなんですね。一昨日の高値でもあるということで、ちょうど理想的にその水準で下げ止まったという形、そのあと1回トライしましたけれど、マーケット下がってきたということなんで、その中で全く上がっている銘柄ないのかというと、やはり主力だったのは銀行セクターですよね。今日は新たにみずほがきたと。そして三菱UFJもとりあえずの目標1000円の大台に乗ったという目標達成感で若干売られてはいますけれど、下げたという印象ではないですよね。ですから、皆さんちょうど傷を負ってかさぶたが付き始めたという状況ですから、ちょっと時間はかかるでしょうけれども、徐々に温まってきているということになってきているんではないでしょうかね。
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2008年4月3日放送
テレビ東京 ワールドビジネスサテライト
グローバル化の進展によって日本の企業は今まで以上に海外との競争を余儀なくされています。
日本総研 副理事長 高橋進さん
小売業として、消費業界としてどうしたらいいのか、ということを考えると、ヒントはあるんじゃないかという気がするんですけどね。確かに国内消費は伸びないですよ。国内の人の消費は伸びない。しかし、今年の冬、面白いことが起きているのは、例えば、北の地方ですね。北海道とか、東北とか、北陸、ここで観光がらみの消費がずいぶん伸びたんですよ。それがみなさん外国人なんですね。アジアの方なんです。だからアジアの購買力を日本に引っ張ってきて、日本で消費してもらえば、小売業の消費は伸びるはずなんです。観光というのは従来夏はいいけど冬はだめということでいかに通年観光を増やすかということが課題だったわけですが、その穴をアジアの人たちに埋めてもらえるというヒントが出てきているんで、私はこの問題についてもグローバリゼーションの中でアジアを取り込んでいくと。日本が出ていくという話と反対ですが、ヒントはあると思うんですね。
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