今度はデフレという懸念
2008年10月31日放送 テレビ東京 Newsモーニングサテライト
三菱UFJセキュリティーズ 大宮弘幸さん
7-9月期は住宅公社の経営危機など、金融全般の混乱のさなかにあっただけに、急激な悪化が目につきました。特に、個人消費の落ち込みが大きかったといえます。その個人消費ですが、4-6月期のプラス1.2%から7-9月期はマイナス3.1%と急激に悪化したことからもわかります。7月にガソリンが史上最高値を大幅に更新したこともあり、消費マインドが冷え込んでいたことも原因です。設備投資も不振で、非常に厳しい状況が続いたといえます。
10月に入りましても、信用収縮や株価の急落が続いておりまして、GDPの落ち込みは拡大するという見方が強まっています。ただし、消費の重しとなっておりましたガソリン価格が、先週は1ガロン2.6ドル台まで急落しまして、今年に入ってはじめて昨年の水準を下回ったことはプラス材料と言えます。私の試算では、ガソリン価格が年間平均で1ガロン1ドル下落しますとおよそ500ドルの可処分所得の増加につながりまして、減税の効果が表れるといえます。大都市を離れますと、家計あたり2台程度は保有していますので、年間でおよそ1000ドルの減税効果が表れることになります。米国の小売業は11月から12月にかけまして、年間では最大の売り上げ時期となります。このタイミングでガソリン価格が急落してきたことは、消費下支え効果になる可能性があります。ただし、消費の鈍化に歯止めがかからず、過剰となっている設備も抱えたままですと、今度はデフレという懸念もでてきますので、こちらにも注意が必要だと思っております。
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2008年10月30日放送 NHK BS1 経済最前線
重化学工業担当 小坂隆治さん
車から排出される二酸化炭素の量を規制する動きが各国で始まる中、その対応に欠かせない自動車の軽量化の開発で、素材メーカー各社はその存在感を高めようとしています。
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2008年10月30日放送 テレビ東京 ワールドビジネスサテライト 野村証券 金融経済研究所 木内登英経済調査部長
給付金の部分で0.2%ぐらいのGDP押し上げ効果があり、そのほかも合計して0.5%ぐらいのGDP押し上げ効果と見積もる。日本経済が急速に悪くなっていて、そのスピードを和らげる目的では効果を発揮。消費税引き上げを約束することで、免罪符になると発想していると非常に危険。どれぐらい引き上げる考えかを明示しないと財政赤字拡大に歯止めがかからなくなる。
凸版印刷 名和正道マーケティング本部長
ギフトカードは電子マネー法やプリペイドカード法の改正など、今後、税務処理、財務処理含めてユーザー企業から要望が出てくる。
テリー・デュポンさん
以前からあった銀行同士の保険のようなものを90年代初めからJPモルガンが金融商品として構築し始めた。CDSは悪魔の商品ではないわ。元は、銀行と投資家のリスクを分散するものだったのよ。こういう事態になったことは、恥ずべきことだとも思っている。投資にかかわるものへの教育と規制が必要だわ。でも、大量破壊兵器を作ったなんて思ってないんだけど。
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2008年10月30日放送 NHK総合 クローズアップ現代 波乱どこまで? 逆風 日本経済
冨田鋳工所 冨田建夫会長
金融がものすごく膨らんでね。世界の金融ね、マネーゲームだな。日本はやっぱりものづくりの国ですので、大企業、中小企業と連携して乗り切っていくべきだと。
新生証券 シニアアナリスト 松本康宏さん
先進国から新興国にリスクが飛び火したという構図。金融不安が次の次元を迎えた。
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2008年10月30日放送 テレビ東京 NEWS FINE
日本総研 副主任研究員 三輪泰史さん
農商工連携とは、地域で農家と中小企業が手を結んで、新しい魅力ある商品を作っていこうという動きです。もともと農家さんと中小企業の方、やる気があったり、いいアイデア、技術があっても、それを市場に出していくという資金力がないんですね。そういうところを国がバックアップしていくというわけですね。農家にとって、収入をアップするという一つのツールだと思いますので、そこを先鞭に、自給率を目標の45%に向けて徐々にアップしていく起爆剤になればというふうに考えています。実際に儲けられないビジネスというのは、若い方が入ってこないということになりますので、そこを変える大きな転機になるというふうに考えています。
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2008年10月30日放送 日経CNBC ラップトゥデイ
経済解説部 中嶋健吉さん
買い戻しを余儀なくされるということであれば、当然決算に絡む動きということで、やはりヘッジファンドと見るのが一番大きなポイントとしてあるんでしょうね。結局、10月からの急落局面見ておきますと、これはまさにヘッジファンドの売り、あとはミューチュアルファンドの売りと二つ重なったということなんですが、特にヘッジファンドのロングのポジションですよね。買いポジションをニュートラルにするために、売りとしてドンと出てきたわけですよね。ところが、ヘッジファンドというのは、買いがあれば売り、売りがあれば買いがある。だから、ヘッジファンドということですから、その内の買いだけを解約していった、若しくはカバーしたということは、売りポジションはそのまま残っているわけですよね。買いを戻すために売る。売るから下がる。下がるから、とりあえず売りポジションをそのまま持っておいてエンジョイしましょうよと、こういう話になっていたと思うんですね。その反対のショート、これがどうやらここのところで買い戻しに入ってきたのかなという感じがするんですが、ただ、これはマーケットの憶測なんですよね。
かなり膨大なショートが振られているし、それがかなりの玉として残っているというのはどうやら事実のようですよね。証券会社の方に聞きましても、かなり窓口が混乱しているということでもありますので、このネイキッド・ショートの禁止、これまでの手口そのものも洗い直して報告しろと言われているだけに、一気にショートポジションの解消というのが出る可能性っていうのがあるかもしれませんね。
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2008年10月24日放送 NHK総合 ドキュメント にっぽんの現場 ミズキが母になる日 チンパンジー親子の1か月
林原類人猿研究センター 不破紅樹さん
ミズキが自分のために行動し、自分自身のために行動していたのが、赤ちゃんのことも含めて、行動していくというのを見ると、たまらなくうれしくって、ホッとする。ミズキの顔、行動を見ていると。
楠木希代さん
ミズキも最初は乱暴な扱いをして、虐待とも思えるような行動をしていたけれども、その時は、産んだけれどもお母さんにはなれていなくて、お母さんになっていくものなんだというのを教えてくれたというところは、与えられたものかなと思います。
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2008年10月25日放送 NHK総合 ドキュメント にっぽんの現場 トキ 人里に帰る 佐渡 野生復帰計画と村人たち
新潟県佐渡市 新穂正明寺 久文千秋さん
これからトキがここに住んでくれることによって、人と人との和というんですかね、それが出来てくると。だから、トキと共生していくにはやはり集落全体もトキとともに頑張っていかんと。
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2008年10月26日放送 NHK総合 月刊やさい通信10月号
武雄市 樋渡啓祐市長
レモングラスのメリットというのは、お手軽、お気軽、娯楽。日本の中山間地農業の救世主だと思っている。
女優 黒谷友香さん
忙しい、不規則になりつつある東京での生活をここでリセットするというか、土触って、虫と一緒に、風を感じながら、自然とか、地球とかを感じるのが、野菜作りの魅力というか、そんな感じなんですよね。
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2008年10月26日放送 NHK総合 経済羅針盤 本物志向の入浴剤
ツムラライフサイエンス 古賀和則社長
そこの温泉地の人が同じ湯触り、使った方が温泉地と同じだねというふうに思ってもらえる、ここが基本的には温泉入浴剤のキーになるものなのですね。薬用入浴剤、医薬部外品というのは、有効成分が入っていまして、たぶんお店に行って、裏を見ていただきますと、重曹、ボウショウが、ほとんどのメーカーさんが出しているのはこの2種類が入っている。私どもの場合は、4種類から5種類に温泉ミネラルを入れているわけですね。入れて、かつバランスを取ることで、温泉分析表に近いものができるわけですね。そこの配合の妙というのがありまして、とても難しい部分があるわけですね。有効成分にするということは、一定量を入れて、かつ製品化した時にプラマイ10%のぶれがあってはいけないんですね。これがとても技術がいる。それがないと、そこの温泉地に近いものが作れないわけですね。
社名変更します。早い時期にしたいなと思っています。ありますよ、ツムラから離れるというのは。でも、それはいいわけですから。新たな事業を自分たちでお客様に対して展開していくんだと、そういった意味では名前を早く変えてスタートしたいですね。
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2008年10月26日放送 NHK総合 課外授業 ようこそ先輩 料理の発想∞
料理研究家 コウケンテツ
料理を通して、たくさんの発見が出てくると思うんですよ。それは、結局、自分と人とか、自分と物とか、自分と学校とか、社会とか、そういうものと深く結び付き、深いきずなができるようなものだと思っているんですよね。そういうことを今回は伝えたいなと思います。
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2008年10月31日放送 日経CNBC ラップトゥデイ
経済解説部 中嶋健吉さん
ヘッジ・ファンドの空売りの買い戻し、これマーケットでも非常に話題になっているんですが、そもそもヘッジ・ファンドの空売りというのはなんだと言いますと、自分の作ったプログラムの指示に従って行うということですよね。ですから、タイミングが非常に大事ですので、事前に券面を調達するということをしないんですよね。売ってしまった後、自分のプライムブローカーのところに売りました、そして券面貸してくださいと、こういう話なんですよね。プライムブローカーは、はい、わかりました、じゃあ、事後ですけど貸しましょうという、こういう形を取っていくということなんですね。プライムブローカーというのは、ヘッジファンドの代わりにいろんなことをやってくれるブローカーだということですよね。今回、それでやってしまったんですが、最終的に券面が調達できればいいですよ、あとで。できないケースはほとんど小型株の場合は多いんですよね。それが、今回、規制の対象として、ネーキッド・セリング、これをひとつ徹底してやろうじゃないかということになって、小型株の買い戻し、マーケットで買い戻さなければならない買い戻しが一斉に出始めたということで、これだけのストップ高が増えていると、そういうふうに考えるべきではないかなと思いますね。
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2008年10月31日放送 テレビ東京 NEWS FINE
岡三証券 理事 永見和彦さん
私どもは、当面の底は入った可能性はあると思うんですけども、まだ、大きな流れの中で、底は入ったとは確信を持っていないんですね。なぜかと言いますと、一つは大統領選挙の後の15日にG20がございますよね。ここでどういう形のものが出てくるかというのが、本当にマーケットの方向性を決めるだろうというふうに見ているんですね。
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