どの水準だったら空売りの買い戻しが出てくるんだ
2009年1月20日放送 テレビ東京 Newsモーニングサテライト
みずほ総研NY 安井明彦さん
政府の市場への介入が過剰になる懸念はありますが、そうなるとは限りません。オバマ政権には共和党の意見も取り入れていこうという理由が二つあるからです。一つは政治的な理由です。オバマ氏は融和ということを掲げて有権者の支持を集めています。強権的な進め方というのは有権者の期待を裏切ることになるということです。二つ目は政策的な理由です。オバマ氏はイデオロギーにとらわれない現実的な政策対応というのを唱っています。この融和という看板を上手く使って、共和党の意見を取り入れたバランスのある政策運営を目指していく可能性があります。
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2009年1月19日放送 NHK BS1 経済最前線
みずほ証券 チーフィマーケットエコノミスト 上野泰也さん
景気刺激策という面では、下院民主党がすでに8000億ドルを超える具体的な数字を出していまして、2月にかけて審議をしていくことかと思います。それから、金融機関の規制監督強化の問題については、ボルカー元FRB議長がオバマ氏の経済顧問に就任していまして、このボルカー氏がかなり厳しいことを言っていますので、今後はそのあたりの内容、どの程度まで銀行の業務規制や金融商品に対する規制が強まることを4月に行われる第2回の金融サミットに向けて注目していくと、こんな流れかと思いますね。五月雨的に経済対策の内容が報道されたということもありまして、サプライズはありませんですね。減税が入ったということではありますが、減税の効果は一過性かと思います。アメリカ人の過剰消費が膨らんだ部分が今つぶれていまして、この調整過程がなお1年から2年続くと思いますので、その間については、景気対策というのは景気のさらなる底割れを防ぐような守りの政策になってしまうんじゃないかなと、こんな受け止め方をしています。
三菱レイヨン上海 小林浩一社長
我々のビジネスにとって、中国というのはなくてはならない市場ですね。輸出基地という考え方よりもむしろ中国の内需に焦点を当たビジネスを作っていくということは、当社の大きな命題でありますので、その意味でも、中国の人材を活用しながら、ぜひ中国で成功していきたいというふうに考えています。
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2009年1月19日放送 テレビ東京 ワールドビジネスサテライト
前金融庁長官 五味廣文さん
実体経済まで含めて考えますと、まだ2合目とか、3合目とか、そのへんにいるんではないでしょうか。オバマ政権が発足して、大量の公的資本増強が改めて行われるということに、もしなれば、それによって、少なくても金融システムの機能不全というのは解消に向かう。ただし、実体経済の重しはそれを凌ぐ重さでのしかかってきている。
公的なお金で不良資産を買い取ることによって、金融機関の行動の自由を確保してあげないと、こうして実体経済がどんどん後退していく中では、事態をますます悪化させる。7000億ドルで足りないということは明らかである。
畜産草地研究所 渡辺伸也上席研究員
おいしい牛をクローンでコピーすれば、当然おいしくなります。めったに出てこないような優秀な家畜を効率的にコピーするというのが最大のメリットですね。安くておいしい牛肉が大量に出回る、そういうポテンシャルがあるのではないか。
クローン牛について、研究で得られた成果について、皆様にわかりやすく、正確に説明していくことだろうと思います。畜産物については、市場原理というものがありますから、需要と供給、コスト、ほしいという人がいない限り使われることはないわけですからね。
三井ベンチャーズ 長尾収代表
世界の中で、日本の携帯というのは進んでいるわけで、世界を制するような、世界の標準となるような新しいアプリ、インフラが日本発で生まれる可能性というのは十分あると思います。
富士通 佐相秀幸経営執行役
例えば、防水端末なんてね、ないわけですよ。持っていくと、すぐ出してくれというわけですよ。日本国内のみで通用するプラットフォームだった。それがグローバルに通用する基盤が今できつつありますので、メーカーとしては大きなチャンスというふうに思います。
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2009年1月19日放送 NHK総合 クローズアップ現代
マイホームが危ない 外来シロアリの脅威
シロアリ駆除業者
なかなか発見が遅いとか、なかなか見つからない。我々が従来教わってきた駆除とか予防の概念に収まらないわけですね。
保健所 生活衛生課 古屋勉課長
行政上の位置づけというのがまだ明確になっていない。取り組みとして、積極的な何かをしていくというのはなかなか難しいかなという。
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2009年1月20日放送 日経CNBC ラップトゥデイ
経済解説部 中嶋健吉さん
1月8日からの急落局面では、窓を三つ開けた逆三空、下げ三空ということですから、短期的には反発してもおかしくないシグナルということでもあるんですよね。言い換えれば、その間、買い戻しだとか、押し目買いが出てくるだろうと期待はされたんですが、昨日、そして今日の売買高、代金見ましても極めて低調だということで、残念ながら空振りに終わってしまったのかなということなんですよね。どの水準だったら空売りの買い戻しが出てくるんだと、そのあたりを今日は試す展開ではあったわけですよね。ただ、この8000円割れと言いますのは、日本の公的資金、今までがずっとそうであるように、かなりオートマチックに買いを入れてくるという値ごろ水準になったということで、後場は売り物があっても下がらなくなってきたということですよね。ただ、上に行くのかというと、それに対しては当然ヘッジ的な売りが出ているということもあって、なかなか上値が重いということもあって、一番落とし所のいいところで8000円台を守ったところで今日は終わっていますので、これを持って、今夕のオバマ演説を待つという、こういうパターンにかえったのかもしれませんね。
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2009年1月20日放送 テレビ東京 NEWS FINE
日本人形協会 副会長 倉片順司さん
お雛様の値段というのは、一般消費者、いくらするのか、なかなかわからない。掛け値をつけているお店というのが残念ながらあるんですね。お客様の顔色を伺いながら、この人は値切りそうもないから2割でいいか、値切ったら3割引いちゃおうか、こういう駆け引き販売、こういうことをするお店がありますので、ぜひ気を付けてください。
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