過去、現在、未来というものを見通しながら
2009年1月14日放送 NHK総合 その時 歴史が動いた
岩倉使節団 世界一周の旅 明治日本 西洋と出会う
慶応義塾大学教授 太田昭子さん
近代化の道筋というのはそれぞれの国にあったものを選んでいかなければいけない。岩倉とか大久保、木戸など有力な影響力のある政治家だけではなくて、若手・中堅の人材も、結局これからの日本を担う人材ですね、彼らも経験を共有して、たくさんの選択肢を手に入れたということが非常に大きな意味を持ったんではないかと思います。岩倉使節団が帰ってきた時というのは、日本が近代化の出発点に立った、その時と言えるのではないかと思います。
岩倉使節団は、今だけを見ていたんではなくて、歴史、過去からそれを説き起こして、それを日本の将来にどうつなげていこうかと。結局、過去、現在、未来というものを見通しながら旅を続けていって、多くのものを学んでいった。こういうものの見方とか、物事への取り組み方というのは、しかも目先のことにもとらわれていませんし、21世紀に生きる私たちにとっても、大きなものの取り組み方というのを教えてくれるんではないかと思います。
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コメント
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通りすがりですが・・・
太田昭子さんのこの言葉、とても感動しました。
投稿: 無名 | 2009年1月22日 (木) 00時03分