公的の買いも今週で終わるんではないかという噂
2009年1月23日放送 テレビ東京 Newsモーニングサテライト
岡三証券NY 杉山賢也さん
金融安定化法によって用意された残り30兆円の使い道を的確に示すということが大事になると思います。前日、ガイトナー新財務長官がこの使い道について、抜本的な見直しを行うというようなことを言っているわけですが、前のブッシュ政権の時は、この使い道について非常に紆余曲折があったことから、今回は、その使途に対する明確な基準と透明性を高めるということを言っているわけですが、私は、金融不安の出発点になっている住宅市場に対する対策、特に住宅の差し押さえに資金を振り向けるということも必要になると思います。
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2009年1月22日放送 NHK BS1 経済最前線
中国総局 小宮智可さん
経済成長率が1ケタ台に落ち込み、失業率が上昇する中、急速な高成長が覆い隠してきた社会的な矛盾が一気に噴き出してくる恐れも出ています。
NHK神戸 臼杵弘晃さん
いかに住宅の安全性を高めるか、耐震化がなかなか進まない中、安さを売りにしたこの技術がどこまで広がるのか注目されます。
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2009年1月22日放送 テレビ東京 ワールドビジネスサテライト
一橋大学経済研究所 渡辺努教授
本当に問題のあるところをターゲットにして、そこを買い切るというようなことを考えるべきだろう。社債の比較的長めのところというのは、非常に大きな問題がある。要は、比較的格付けの高い人であったとしても、なかなか資金が取れない、社債の発行ができない。
前回の量的緩和はそれなりの長い期間継続させるということについて、日銀はきちっと約束をしたわけではありませんでしたので、これが効果をそいでしまった。物価水準まできちんと経済が戻していくまで量的緩和を続けますとか、そういう約束をするということは非常に有効性が高いだろうと思います。
ニッセイ基礎研究所 矢嶋康次主任研究員
本来ですと、貿易赤字というのは、円安要因になると思うんですが、相手国であるとか、対外的に起こっているバランスを考えますと、輸出の元の数量、プラス価格の円高という厳しい局面がこれから来ると思います。
人口の高齢化等々を考えると、日本全体で貯蓄を取り崩すことにどんどんなっていきますから、やはり海外になるものを取り崩すというふうに考えると、経常黒字が累積で増えていくというのは考えにくいですね。そういう意味では、ゼロに近づいていって、いずれはマイナスになるという方向を考えています。
結局、海外が持ち上がらないとダメということになりますので、日本独自で景気回復という道筋は今の時点でまったくつかめない。
太田市 人事課 久保田誠一郎課長
この1月から3月末までの中では、金額ベースにしますと、850万ぐらいの時間外を削減すると言いますか、その分をシェアしていただければと考えています。何人が何時間減らすのかは金額ベースでしか計算してないもんですから、とにかくチャレンジするということだと思います。
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2009年1月22日放送 NHK総合 クローズアップ現代
オバマが変えるアメリカ② 人種を乗り越えられるか
プリンストン大学教授 ポール・スターさん
オバマ大統領が人種問題を乗り越えるには、まず、大統領としての職務を成功させることです。それが最も重要です。経済問題、外交問題、医療保険の問題など国民全体が関心を持つ問題を解決しなければなりません。果たして、成功するのか、失敗に終わるのか、オバマ大統領について、歴史がどのような判断を下すのか、まだ、私たちにはわかりません。問題を解決すれば、黒人と白人の対決を和らげる、あるゆる可能性が生まれてくるでしょう。とにかく、オバマ氏が成功することにかかっています。
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2009年1月23日放送 日経CNBC ラップトゥデイ
経済解説部 中嶋健吉さん
この二日間のレンジを下回ったということで、7800というのは、先物の売りですよね。これが目処に売られていたということでした。日系証券会社が主なメインプレイヤーだったということと、あと一部ヘッジファンドの売りがあったということでしょうかね。一方、8000円に向かっては、常に言われていますが、公的の買いということです。今週一週間、間違いなく公的の買いがあったようです。今日もあったようです。ただ、この公的の買いも今週で終わるんではないかという噂が後場のあたりから頻繁に出ていたんですよね。となると、それに向かって売りをぶつけようということで、引け前、どどんと下げたんではないかという見方になりますよね。さらに、次、公的が入る水準ですが、この水準ではない。もう一つ下の水準になるんではないかと。これも先安懸念を煽っているという感じなのかもしれませんね。
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2009年1月23日放送 テレビ東京 NEWS FINE
岡三証券 理事 永見和彦さん
ジャスダックは日経平均に比べて、必ずちょっと先に天底をつけているんですね。数カ月から数十日先行して天底をつけるという傾向があります。昨年10月にジャスダック平均も安値を付けているんですね。これも日経平均に比べまして数日早いんです。日経平均は27日で、ジャスダック平均は10日でした。ジャスダック平均が底をつければ、日経平均も底が近いなということです。きれいにはいかないですけれども、ほぼ3年周期で天底をつける経験則があるということなんですね。今回も、天井からほぼ3年になってきているということで、そこが近いんではないかという期待を持っているということです。
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