ますます売りにくくなっているのかな

2009年1月16日放送　テレビ東京　Ｎｅｗｓモーニングサテライト

三井住友アセットマネジメント　下出哲也さん
販売商品のほとんどが10ドル以下の企業であるファミリー・ダラーという店があるんですけど、年末商戦が戦後最悪といわれる中でも同社は堅調な売り上げを出しておりまして、強気な見方を示しています。アメリカの消費者がさらに低価格志向にシフトしているような状況が窺えます。
今のところ、売れ行きの悪かった冬物の在庫一掃のために値引きを続けているのはもちろんですが、春物についても売り上げ確保のため、値引きに走るのではないかという見方が強くなっています。しかしながら、雇用不安を抱える消費者の反応は鈍いものとみられています。

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2009年1月15日放送　ＮＨＫ ＢＳ１　経済最前線

シンクタンク　チーフエコノミスト　サイモン・ティルフォードさん
ユーロ経済圏は、これまでのような経済成長ができないので、景気回復は遅れるだろう。特にドイツは輸出に頼る構造を変え、内需を強くすることが不可欠だ。

プリンストン大学　アラン・ブラインダー教授　元ＦＲＢ副議長
ＦＲＢが政策金利の調節によって、住宅市場のバブル、とりわけ、サブプライムローン問題を防ぐことができたとは思いません。しかし、金融機関に対する規制や監督業務を通じてできることは、いろいろとあったのではないでしょうか。ＦＲＢも、他の規制当局も、不正な手続きで住宅ローンの融資が行われていたことを知っていました。その一部は詐欺まがいともいえるものだったんですが、そうした事態に歯止めをかけようとはしなかったのです。不正融資をきちんと取り締まってさえいれば、バブルの発生を止められないまでも、バブルの程度を抑えることはできたのではないでしょうか。特に、サブプライムローン関連では、こういうことが言えると思います。

-------------------------------------------2009年1月15日放送　テレビ東京　ワールドビジネスサテライト

労働政策研究・研修機構　濱口桂一郎統括研究員
石油ショックの時、労働時間を減らし、操業時間を短縮した。しかし、余剰になった人を切らず、雇用を維持した。ワークシェアリングは法律で決めることではないし、自発的にやること。

慶応大学　樋口美雄教授
雇用保険をあまりにも安易に受給しやすくなると、モラルハザード、働く意欲を失ってしまう。モラルハザードが起こらない制度設計が求められる。

ＢＣＮ　道越一郎アナリスト
基礎的な体力があるメーカーが値下げに耐えられる。結果的に体力のある強いメーカーが消費者の支持も得て、寡占化が進んだ。シェアの下位メーカーが上位を狙うには、今後さらに苦しい戦いになる。景気後退局面にあるほど、1位、2位にいるのが重要。

ガリバー自動車研究所　鈴木詳一所長
燃費の悪い排気量の大きい車がかなり手ごろになっている。ロシアが今年1月から関税を引き上げている。とくに古いものは関税が高くなり、ほとんど輸出できなくなっている。年間約150万台ある中古車輸出の半分がロシア向け。製造から5年以上の古い車が輸出できなくなると、かなり中古車販売台数が減る。

四季リゾーツ　山中直樹社長
社内ベンチャー成功のカギは、親会社にもう1回帰るんだと、そのためにしっかり勉強するという経営者と、最初から成功して親会社から離れたいと考える人とは大きな差がある。自分は三菱地所に役立つという信念でやっていた。

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2009年1月15日放送　ＮＨＫ総合　クローズアップ現代

激突国会の行方　揺れる麻生自民党

自民党　中川秀直元幹事長
国民経済が大変です。国民生活が大変ですから、やるべきことをしっかりやってもらいたい。その意味では、国民生活や国民経済を支えるために、結果としては麻生政権を支えるところは支えます。しかし、目的はそこですから、国民生活や国民経済を支えようという、それが大事ですから、そして、未来を明るいものにしていくのが我々の仕事ですから、そのための主張をしていく、それだけです。

自民党　大島理森国会対策委員長
4人目の顔で戦うということは、逆に国民を愚弄することになると、私は思います。麻生総理の使命は、選挙と経済対策です。麻生総理で明確に選挙をやらさせていただきます。

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2009年1月16日放送　日経ＣＮＢＣ　ラップトゥデイ

経済解説部　中嶋健吉さん
今夕8時にシティグループの決算が出るんですけども、10-12月期赤字幅60億ドル予測といっています。ポイントはこの数字に大きく上ぶれ下振れという以上に、虎の子のスミスバーニーを売りに出すということを言っていますけれども、これの意味するところは、良い資産と悪い資産を完全に分離した形で、新しい枠組みを作ろうとしているところなんですよね。それをどこまで徹底した形でシティグループが出してこれるかどうか、それをマーケットは一番注目していると。さらにバンクオブアメリカ、そのあと1時間後に決算発表を出すわけですが、早々と200億ドルの資本注入と、持っている資産1180億ドルに政府保証をつけるという話も出ていますので、大体大きなものが一つの方向性で筋が見えてきたということになると、なかなか売りずらい。言い換えれば、前倒し的に、オバマ就任の前にこういうものが出てきたということは、かなり強い連携姿勢が政府との間にあったなあという感じもしますので、ますます売りにくくなっているのかなという感じもしますね。

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2009年1月16日放送　テレビ東京　ＮＥＷＳ　ＦＩＮＥ

岡三証券　理事　永見和彦さん
8000円近辺に来るとそれなりに買いが入ってくるという感じがありますね。ただ、8000円から9000円のボックス相場が続いているという感じが強いですし、環境は、企業業績の下方修正観測とか、経済指標の非常な悪化ということもありまして、相場を取り巻く環境は必ずしも良くないですね。