日本はすべて技術で勝ってきた国ですよ。企業にしても、他のスポーツにしても
2009年2月8日放送 TBS JスポーツスーパーサッカーPLUS
日本代表 横浜Fマリノス 中澤祐二さん
ホームゲームだとなおさらサポーターの目が、早く行けよ、みたいな、ちんたらパス回しているんじゃねいよ、みたいな空気なんですよ、もう始まった時から。0-0が続くと、おい、引き分けか、みたいな、早くしろよ、みたいな声が飛ぶわけですよ。そういう空気に負けないメンタリティも大事なのかな思いますよね。勝てばいいんですから。辛抱強く90分通して、自分たちのコンセプトをやり続ければ、勝てると思います。
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2009年2月7日放送 Jsports 2 08/09 プレミアリーグプレビューショー 第23週
ウィガン・アスレチック スティーヴ・ブルース監督
1年前の今頃はボトム3で、クリスマスまでに8ポイントしか取れてなかったんですからね。現実的に行くつもりですよ。自分たちの立場を忘れてはいけません。でも、選手たちは実によくやってくれています。このままアクセルを踏み続けていくつもりですよ。
2月でこれは素晴らしい成績です。次の試合、ホームでフルハムに勝って、いい結果を出せれば、さらに凄いことになりますね。しかし、残り14試合、このままいけるのか、このままいって、みんなをあっと言わせられるのかっていうことですよ。
みんなウィガンを踏み台にしていけばいいんですよ。パラシオスがそうだったし、バレンシアだってそう。ある意味へスキーでさえそうでした。でも、ロダジェガやエンゾグビアという新しい血が入ってきた。ベン・ワトソンもミドも来てくれました。まあまあのビジネスができたと思っています。力を証明するのはこれからですが、最善を尽くしたつもりですよ。
フルハムのロイは最高の仕事をしていますよ。昨シーズンは不可能だと言われた残留を果たして見せたし、今シーズンは実にいいチームを作っています。
それがプレミアリーグなんですよ。勝てると思って気を緩めると痛い目に会うわけです。確かにうちはホームで好調だし、フルハムはアウェイで苦しんでいますが、そんなことには何の意味もありません。
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2009年2月7日放送 NHK BS1 サッカー日本代表岡田武史監督の決意
アジア最終予選 そしてW杯ベスト4へ
サッカー日本代表岡田武史監督
ワールドカップ最終予選ですもの。相手がオーストラリアだからではなくて、ワールドカップ最終予選で、軽く行ける試合なんて1試合もないし、気を抜いていけるような試合も1試合もないです。全試合、1試合1試合大切な試合なので、ワールドカップの予選というのは、ここからなんですよ。何が起こるかわからないですよ。何かみんなちょっといけるような雰囲気になっているけど、カタールに勝っただけですよ。何も僕ら得てないですよ。それは、確実に少しずつは進歩はしていますけど、ましてや次のオーストラリア戦、アジアではトップレベルですよね。そういう試合で、大事じゃないとか、そういうのを超えていますよね。そんな気楽に、軽く行けるような試合ではないですよ、最終予選は。
かなりしていますよ、覚悟は。皆さんが想像以上に覚悟はしていますよ。決断はまあまあ速かったですね。もう理屈じゃなく、俺はこれをやらなきゃいけないという湧いてくるものがあって、理屈で考えたら、どう考えても割に合わない。かみさんに、本当に引き受けるの言われて、引き受けようと思うと。何で、自信あるの?別にそんなに考えていないんだけどな。じゃあ、何で引き受けるのとえらい怒られて、俺もわからないんだけど、やらなければいけないんだ、俺は。何かそういう感じ。そんないい加減なことで引き受けるなって。でも、それは正直な気持ちなんですよ。
ウルグアイに札幌で完敗したと。その時、僕はいろんなチームを見て、チームフィロソフィーというのを作ってきたんですよ。チームの根幹としてね。代表チームは必要ないなと思ったけど、あの時に、選手が二日前に札幌に集まってきて、監督に呼ばれたから集まってきました。そして、試合に出ろと言われたから出ました。こういうコンセプトで戦いしろといわれましたからしました。ぼろ負けしました。自分のチームに帰ります。さようなら。何なんだよ。これだったら、毎回、同じことの繰り返しだな。チームに対するロイヤリティ、自分のチームだという気持ち、何か腰かけみたいな感じ。これではやっぱりフィロソフィーがいると。考え方がいると。誰かが呼ばれたから来て、出ろと言われたから出て、こういう試合をしろといわれたからして、それで帰ります。違う、これはお前のチームなんだ。チームがうまくいっていない。誰かが何とかしてくれるだろう。お前が何とかするんだ。監督が、キャプテンが。違う、お前が自分で何とかするんだ。だって、お前のチームなんだから。言うようなことをいくつかの項目に分けて、言い始めたですね。
ベスト4はこのチームの目標ですよ。2010年南アフリカワールドカップに出場して、強豪を破って、ベスト4に入って、世界を驚かそうぜと。本気でこれにチャレンジしてみないか。できないと思うか。できないと思ったら、できない。できると思っても、できないかもしれない。しかし、できると思わないとできない。じゃあ、なんでできないと思うんだ。それの理由を説明して、できるんじゃないの。ワールドユースで2位になったことがあるんですよ、日本は。フィジカル、メンタル、技術。技術でメッシの追いつかない何か障害があるんですか。障害は何もないですよ。日本はすべて技術で勝ってきた国ですよ。企業にしても、他のスポーツにしても。勝てない理由はないわけですよね。やっていないだけで、練習を。そういう意味で、本気でこれにチャレンジしてみないか。本気でチャレンジするのは生易しいことではないですよ。そこそこの練習をやっていて、そこそこの試合をやっていて、ベスト4になれるかと。そんなブヨブヨの腹をしていてベスト4になれると思うか。グラウンドでしょっちゅう痛がっていてベスト4になれる?夜酒飲みにばっかり行って、遊びに行っていてベスト4になれる?俺は本気でチャレンジする奴とやりたい。本気でチャレンジしてみないか。僕は毎回、選手に問いかけている。問いかけるだけです、僕は。
みんなサッカー知っているんですよ。だって、頭にいっぱい入っているんですよ。これだけ日本代表選手で、サッカーをやってきて、いろんな素晴らしいサッカーを見てきて、知っているんですよ。これも教わったんだけど、教育、エデュケーションの語源というのは引き出すという意味らしいんですよ。僕らは指導とか、教えると言うと、からのコップに何か入れてやろうとするでしょう。違う、こいつら、いっぱいサッカーのアイデアであったり、いろんなものが入っている。それを引き出してあげないといけないのに、入れたやろう、入れてやろうとしちゃうんですよね。そういう意味で、キーというのはコロッと変わること、そうしたら、湧き出てくると思うんですけどね。
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