関東というのは、京都に対立する一つの軸を形成する
2009年2月10日放送 NHK総合 その時 歴史が動いた
武者の世になりにける 保元・平治の乱 源義朝の戦い
東京大学史料編纂所准教授 本郷和人さん
義朝は貴族の京都で失敗をするわけです。そのあとを継いだ平清盛、彼は貴族の中でだんだん成長して、やがて政権を奪取するわけですけれども、これもやはり不十分であったと。そこで出現してくるのが、全く違う価値観を持った頼朝ということになります。結局、関東というのは、京都に対立する一つの軸を形成するのだろうと思います。それは京都ではぐくまれた価値観とは全く別の価値観。ですから、京都の貴族に対する関東の武士というのは、政権の一つの基軸になりうる。これがやがて、話は少し大きくなってしまうんですけど、後々江戸幕府というものに繋がっていくんじゃないかというふうに思っています。
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