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景気対策がない株式買取はなかなか効果が出ない可能性がある

2009年2月25日放送 テレビ東京 Newsモーニングサテライト

東海東京証券アメリカ 矢﨑正さん
銀行国有化となれば、パニック的な金融混乱は回避され、預金者は保護されますが、株主は責任を問われる可能性があります。一方、国有化された銀行から政府が主体となって、不良資産を処分する動きが出れば、不良資産の売り手と買い手の思惑が一致しやすくなり、価格が決定した時に、暗礁に乗り上げているバットバンク構想が進展する可能性もあると思います。オバマ大統領が打ち出す政策への期待もありますが、なかなか効果が出ないために、景気に対する不安心理は底ばいが続いています。ただし、心理的な下振れ傾向は最大限に近いと思われますので、きっかけさえあれば、揺り戻しの可能性もあると思います。

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2009年2月24日放送 NHK BS1 経済最前線

ベルグアース 山口一彦社長
高齢化するなかで、一番手間暇のかかる接ぎ木の苗というのは、なかなか自前でできなくなると。新しい農業、もっと言えば、格好いい農業とか、儲かる農業とか、そういうことをやっていきたいと。
言葉は悪いですけど、百姓でもやれるんだと、農業でもこういうことができるんだと、こういう田舎でも頑張れば、こういうことができるんだということを自ら実践して、それがこの地域にいろんなことで貢献できて、刺激を与えて、この地域が変わる、そうすることで、農業も変わっていく、そういうふうに思っている。

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2009年2月24日放送 テレビ東京 ワールドビジネスサテライト

ノジマ 野島広司社長
価格は必ず同じか、安くするしかないんです。だけど、これは他社も全部やることですよ。だから、そうしたら、差別化はできるのは人しかないと。本部の命令ではなくて、彼らは彼らなりに自由にやっちゃっているんですよ。だから、傍から見ると、ノジマの店はだらしがないと。どうしてかというと、行くとバラバラ。だけど、全員経営者にしたら絶対に強いだろうと。うちの文化を受け入れてくれる人は何百人でも入れますよ。

鶴見製作所 米子工場 野田勝工場長
今、いろんなメーカーさんが設備投資を抑えている中で、同じことをやっていると、タイミングを逃してしまう。今期だけ、あるいは来期だけの判断ではなく、長期的なビジョンに立って、対応するというのが、日本企業の一番の特徴だろうと思います。

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2009年2月24日放送 NHK総合 クローズアップ現代

苦境に立つ韓国経済

サムソン経済研究所 クォン・スンウ マクロ経済室長
通貨危機以来の金融市場の開放が、今の変動をもたらしました。韓国は市場開放の歴史が浅い分、問題に対する対処の仕方も未熟だったんです。

韓国銀行 調査局 キム・ジンヨン次長
国産化率が低い分野が厳しくなる可能性は高いです。長期的には改善すべき構造です。日本のようにすそ野の広い産業構造を目指すのが望ましいと思います。

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2009年2月25日放送 日経CNBC ラップトゥデイ

経済解説部 中嶋健吉さん
前回株式買い取りをした昭和40年ころの日本と今の日本とは全く違うわけでして、今の日本は先進国中の先進国だと。その先進国が、こういう手段を取るというのは、現実的にあり得ないという見方が非常に多いんですよね。ただ、それでいながらも、政府がこれを遂行すると。特に、民主党も賛成しているようですので、となりますと、政府のかなり強い決意の表れということになりますので、仮にこれがうまくいかなければ、二の矢、三の矢がでてくるんではないかと、そういった意味では非常に強いメッセージを市場に出したんだろうなという感じがしますよね。
ただ、昭和40年の株式買い取りのあと、株価が上がったかというと、必ずしもそうではなかったと。株価の上昇は、実は昭和40年7月27日、福田蔵相の下で、戦後初めての赤字国債の発行、これはまさに景気対策用ということでしたよね。これが決まってから株価が動き始めたと。
言いたいことは、景気対策がない株式買取はなかなか効果が出ない可能性があるということでしょう。

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2009年2月25日放送 テレビ東京 NEWS FINE

大和住銀投信投資顧問 ファンド・マネジャー 高橋正樹さん
人民元と中国の国内の株式市場を政策的に安定させている。これが、オバマ政権にとって、非常に助かっている。世界の金融市場が荒れない。大きな安全ネットの要因になっているというふうに思っています。
完全なる、恐るべき米中協調と言っても過言ではないと思うんですけれども、もし人民元が下落していたら、中国の株価が底値を割っていたら、というふうに考えれば、想像がつくと思うんですけれども、オバマ政権は、金融安定化への時間的余裕を今もらっている状況にあるというふうに見ています。

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