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9000円を前にして、先物の買い戻しは終わったとみていいのかもしれません

2009年3月27日放送 テレビ東京 Newsモーニングサテライト

岡三証券NY 杉山賢也さん
短期金利の誘導目標であるFFレートは実質的にゼロということで、下げ余地はないわけですから、長期国債の買い取りはもうちょっと長い期間の長期金利、これの低下を狙っているんですが、長期国債の買い取りを決めて以降、住宅ローン金利は大きく低下してきているということで、住宅ローンの借り換えが非常に活発になっているということ。したがって、住宅市場に対しては、大きな波及効果が出ていると言っていいと思います。しかし、10年債の利回りをみると、長期国債の買い取りに、バーナンキ議長が初めて言及したのは昨年12月なんですが、それから一旦利回りは2%近くまで下がったんですが、また3%近くまで戻ると、やや不安定な動きになっています。特に注目されているのは、アメリカの国債に対する海外勢の動きで、国債の発行残高の約3割を中国や日本といった海外の政府が持っているということで、ここの引き合いが弱くなるとアメリカの国債の償還に対する懸念が出る、つまり、借金をして、財政出動をすることができなくなるという懸念が広がるわけですね。したがって、今後も国債の増発が続くという中で、海外勢の動きをにらみつつ、金利を低位安定させるかというところがカギになってくると思います。

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2009年3月26日放送 NHK BS1 経済最前線

自動車業界担当 清有美子さん
エコカーの開発を巡っては、これからも技術革新が予想されるために、どの技術が本命になるか、分からないですけれども、いずれにせよ、そこで覇権を握るメーカーが今後の自動車産業をリードするとみられているだけに、メーカー各社はエコカーをめぐる競争は今後さらに激しくなると見られています。

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2009年3月26日放送 テレビ東京 ワールドビジネスサテライト

デンマーク技術研究所 ローネ・ゲットさん
高齢者もロボットに前向きになっている。介護人材不足の問題解決に新しい技術をどんどん導入したい。

サイバーダイン 山海嘉之CEO
海外の方々はもう少し戦略的な感じがします。新しいテクノロジーとか、そういったものを受け入れて運営していく体制がかなり整っている。

経済産業省 ロボット産業室 米村猛室長
日本では、完全に安全であるというところまで持ち込まないと、なかなか市場に出しにくい。これで安全だという、何らかの中立的な判断がなされれば、入っていけるんだと思います。

開発した最先端技術をどう介護や福祉の現場に生かすのか。日本では、その仕組み作りの必要性が急がれる。

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2009年3月27日放送 日経CNBC ラップトゥデイ

経済解説部 中嶋健吉さん
ポイントは、月末のこの時期で、なぜ、だれが、何の目的で、何を買い戻しているのか、これが一つのポイントになろうかと思うんですが、ずばり言って、日本の金融機関が先物で売った、ヘッジのための売りですね、これをまさに買い戻しているということだと思いますね。現物については4日受け渡しですから、既に4月受け渡しになっていますが、先物は翌日ですので、まだまだ月内受け渡しだということですね。来週月曜日まで、月内受け渡しになるということですから、最後の買い戻しが始まっているとみていいのかもしれませんね。
背景としては、昨年1月、同じようなパターンがありまして、1月から価格が急落したわけですよね。ただ、その時はちょっと高をくくっていたのか、日本の機関投資家、ヘッジ売りをかけなかったんですよね。その反省があるだけに、今回は、9000円を割れたあたりから、必要以上の先物のヘッジ売りがあったということですよね。そして、3月10日、これを起点とした戻り相場に入ってきたということで、ヘッジ売りの先物そのものが、このままほっておくと、損になってしまうということですので、かなり買い戻しを急いでいるという感じですよね。これが、今回の上昇を必要以上に高めた、強めたということになっているんじゃないでしょうかね。
9000円を前にして、先物の買い戻しは終わったとみていいのかもしれません。仮にそうであるならば、安値から25%戻っていますよね。とりあえずヘッジの買い戻しが終わったとすると、この水準そのものが高いわけですから、改めて、ここから先物のヘッジ売りがあってもおかしくないわけですよね。現実の問題、今日あたり、朝からそういうものが出ているんではないでしょうか。仮にここでヘッジ売りを出して、31日にマーケットが下ぶれるようでしたら、買い戻せば、それはそれで株価の下支えにもなるわけですから、多分、今日、朝の段階から出たのかなという感じがしていますね。

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2009年3月27日放送 テレビ東京 NEWS FINE

株式評論家 植木靖男さん
もう一つ大事なことがありまして、景気と株価と関係がある。株価というのは、景気の底に対して、3-4カ月前に底をつける。つまり、先行性があるわけですね。そうしますと、エコノミストの多くの方は、景気の底は今年の後半、ないしは来年度というふうに言っておられる。だとすると、この3月というのは、ちょっと整合性が合わないと。早すぎるということになるわけですね。私は、夏ごろにはもう一回安いところがあるんではないかなと思いますね。

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