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法隆寺は聖徳太子の仏教研鑽の場から、聖徳太子信仰の寺へと変容を遂げました

2009年3月15日放送 NHK総合 NHKスペシャル

法隆寺再建の謎

法隆寺は聖徳太子の仏教研鑽の場から、聖徳太子信仰の寺へと変容を遂げました。金堂は、豪族や貴族を中心とした参拝者に、太子を通じて、仏教の思想を分かりやすく伝えるための空間となりました。そこには、目にもまばゆい金色の仏たちが並んでいます。
中心には釈迦三尊像。聖徳太子と、はるかインドで仏教を起こした釈迦のイメージが一体となっていました。釈迦三尊像の後背の淵には、何かが付けられていた痕跡があります。ここにあったのは天を舞う菩薩。訪れた豪族たちも太子の教えを聞き、正しい道を生きれば、菩薩になれることを暗示しています。
隣には救世観音が見えます。やはり黄金色に輝いていました。観音は様々な姿に身を変じ、苦しむ人々を救う仏。かつて、聖徳太子となって、国を導いてくれたとされる仏です。
聖徳太子の説いた仏の道を絵にした玉虫厨子も金堂内に置かれていました。僧侶は絵を前に太子の教えを説法していたと考えられます。
四隅には仏教の守護神、四天王像の姿がありました。これは西を守る広目天。直立不動の姿勢で見降ろし、何かをじっと問いかけているかのようです。鎧をまとった武人の姿、しかし、手にしているのは、武器ではなく巻き物、そして筆。何かを書き付けています。広目天の役割は人々の言動を見とがめ、それを書きとどめることにあったと考えられます。訪れる人々を厳しく監視しているように見えたに違いありません。足の下には邪鬼と呼ばれる魔物を踏みつけいています。這いつくばった、醜い姿。人の心に巣食う邪心を表現したものです。邪心にかられ、世の和を乱すことのないよう、豪族たちを戒める役割を果たしていたと考えられます。
釈迦三尊像の在座には花びらがあります。蓮の花をかたどったものです。堂内には蓮の花の衣装がちりばめられていました。争いに満ちたこの世にあって、人々は泥水から蓮が花開くかのように菩薩に生まれ変わる様を思い浮かべることが出来ました。
太子の教えにしたがい、正しく生きることで、この世は仏の国となる。金堂はそんな思いを抱かせる空間だったのです。

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