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出来高が伴わない中で、指数だけが上昇していく

2009年3月16日放送 テレビ東京 Newsモーニングサテライト

週刊投資新聞バロンズなんですが、ゴールドマンとモルガン、再び立つ。ウォール街で復活という記事です。ベアースターンズやメリル・リンチ、またリーマンブラザーズといった投資銀行大手が破たんや吸収で次々と姿を消していきました。一方で、残ったゴールドマン・サックスとモルガン・スタンレーは2009年通年で利益を上げる見通しで、いまや復活を果たす勢いです。記事では、おそらく政府が破たんさせるには巨大すぎると判断した数少ない企業だろうとしています。この2社の株価は先週大きく反発、経済状況が好転すれば、さらに大幅な上昇の余地があるとしています。

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2009年3月16日放送 日経CNBC ラップトゥデイ

経済解説部 中嶋健吉さん
目先の買い戻しの中心ということになりますけれども、特にヘッジファンドの貸株等に係る一連の動き、どうやら今日あたりが本当の意味でピークだったんだろうというふうにも言われています。なぜかと言いますと、特別金銭信託と言いまして、本体勘定とは分離して運用する一つの勘定があるんですけれども、これの決算が3月20日ということで、最終日が3月16日売買日となるわけですね。これに合わせて、日本の金融機関、ヘッジファンドなんかへの委託の資金の金額を決めていますので、この16日が最終売買日になるとよく言われています。こういう形で、今日がピークアウトとしますと、これ以降はどういうパターンになるんだというと、信用の空売りが多いような銘柄、それの買い戻しだけが中心になっていく可能性があるので、出来高が伴わない中で、指数だけが上昇していく、こういう局面があるのかもしれませんね。

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2009年3月16日放送 テレビ東京 NEWS FINE

大和総研 チーフテクニカルアナリスト兼シニアストラテジスト 木野内栄治さん
実は、日本では公共投資を大幅にやらなければいけない時期になってきています。例えば、日本の橋梁、1960年代、70年代にかけて、東京オリンピックから大阪万博のころにかけてでしょうか、大変たくさんの公共投資をやっています。これは50年ぐらいしますと、寿命を迎えてくるんですね。東京都の試算では、今から20年ぐらいで、東京都管轄の橋の7割ぐらいはすべて20年で寿命を迎えてしまうと、こんな試算をされています。結果、日本全国で見ても、大規模な公共投資のやり変え、これをやらなければいけないということですので、実はばらまきではなくて、むしろ今までよく使われている中心地から傷んでいるということですので、意外と効果の高い、今まで狭くて不便だったというところを太くすると、こういう投資の案件というのはあるはずなんですね。ということで、意外と悪くはない経済政策ではないかと思います。

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