欧州系のソブリンファンドがいよいよ日本に進出した
2009年3月17日放送 テレビ東京 Newsモーニングサテライト
アメリカ大和証券 三栖健児さん
時価会計については、3週間以内に会計基準審議会から新たな指針が発表されるという見通しです。今のところ、全面見直し、一部見直し、現行維持の三つの立場が出てきています。最近のバーナンキFRB議長の発言等から考えますと、時価会計の原理原則は守りつつ、流動性の低い一部資産等は一時的に損失計上しなくてもいいというような一部見直しに傾いているようです。問題はあると思います。ただ、時価会計の一部見直しを噛ませることで、流動性のない一部資産を損失計上しなくていいならば、資本注入額を減額できますし、そうすれば、不良資産償却が一気に進展して、これまでの悪循環を断ち切ることができる可能性が出てくると、これが実現するのであれば、マーケット底打ちの可能性が高まるということで期待されています。
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2009年3月16日放送 NHK BS1 経済最前線
ヘリテージ財団 JD・フォスター上席研究員
政府が把握していた金融市場の問題点は、実は氷山の一角にすぎませんでした。当の金融機関が実態を把握していないのに、政府が適切に対応できるわけがありません。
四国総合研究所 二宮英樹さん
将来はどこらへんに何%の水素ガスがたまっているかとかですね、ここのほうが濃度が濃いので、ここから流れてきているんではないかとか、そういうのがわかるようになってくると思います。
シドニー支局 田中淳子さん
経済の不振を象徴するのが世界最大の資源メジャーBHPビリトンです。今年1月、オーストラリア西部にあるレアメタルの一種、ニッケルの鉱山を閉鎖すると発表しました。この鉱山の操業が始まったのは、去年の5月。中国などの需要拡大で、ニッケル価格が高騰する中、およそ2000億円をかけて開発しました。しかし、オープンからわずか8カ月で鉱山は異例の操業停止に追い込まれました。1800人の従業員はほぼ全員が解雇されました。背景には、金融危機や世界的な景気後退でニッケル価格がピーク時の5分の1以下にまで落ち込んだことがあります。
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2009年3月16日放送 テレビ東京 ワールドビジネスサテライト
現在、高齢者の相続資産は総額83兆円。2020年には109兆円になるといわれています。この眠れる資産をどう活用するのか、ここに景気対策のヒントがあるのかもしれません。
JPモルガン証券 和泉美治シニアアナリスト
メーカー数が多すぎるというのが、日本の電機業界の一つの大きな問題点なんですけれども、それに対して具体的な動きが出てくるというのが、今後もっとも予想される展開だと思います。
JA全農 バイオマス資源開発室 室長 後藤厚さん
米につきましては、作りたくても作れないという水田が多くありまして、その水田を有効活用するというのが、日本の農業にとっては課題になっていますし、米からバイオエタノールを作るというのはそれを解決する一つの策だと考えています。
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2009年3月17日放送 日経CNBC ラップトゥデイ
経済解説部 中嶋健吉さん
一番大きなポイントは、昨日、マーケット関係者がちょっと度肝を抜かれたんですね。ゴールドマン・サックスの買い手口が非常に目立っていたということです。日経平均型で2300枚の買い越しのみならず、TOPIX型を何と、9380枚買い越しているんですね。これは何なんだと。ちょっと大きすぎるんですよね。いろんな意見が出ています。銀行のヘッジの買い戻しではないのかとか、欧州系のソブリンファンドがいよいよ日本に進出した、その先行して、まずは先物買いが入ったという、これはわかりません。ただ、そのゴールドマンが今日も225型を980枚買い越し、TOPIX型を1200枚買い越していますね。ですから、コンスタントに買いが入り始めたなという感じがしますよね。
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2009年3月17日放送 テレビ東京 NEWS FINE
いちよし経済研究所 企業調査部 林晃弘さん
自転車販売専門店のあさひはSMSという展開をしておりまして、商品供給に加えまして、人材の育成とかですね、それを同時にするサービスなんですが、それによって、ダイエーですとか、あとDCMですね、PBの販売もしております。今までの経緯で言いますと、ホームセンターとかが低価格販売をしているので、町の自転車屋さんがなくなってきているんですよ。ですから、修理をする場所がなくなってきているんですけれども、そういったところを順調に取り込めているというのが大きな強みになっているというふうに考えています。
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