こういった銘柄群は特に売り残が買い残を上回っているということ
2009年4月1日放送 テレビ東京 Newsモーニングサテライト
岡三証券NY 杉山賢也さん
個人がお金を使って、消費を拡大させるには、やはり安定した仕事について、安定的に賃金を得ているということが必要なんですが、先行き仕事を失うかもしれないという不安があると、生活防衛に走ってしまって、消費は拡大しないということになるわけですね。現在、失業率は急ピッチで上昇しているということですから、雇用環境が悪化していることを考えると、今後、仮に政府が大規模な減税というものをやっても、マインドの改善はやはり緩やかになってくると思います。
アメリカは車社会ですので、景気がある程度落ち込んでも、自動車販売自体はそれほど落ち込まないと、過去の歴史上あったんですが、ただ、今年に入ってからの自動車販売を見ると、1月、2月が連続して、年率換算で、1000万台の大台を下回っているという状況ですね。あす発表される3月の数字もおそらく1000万を下回るということですので、1982年以来の3カ月連続大台割れということになりそうです。新車販売台数のグラフに、消費者信頼感指数のグラフを重ね合わせると、トレンドが見事に一致するんですが、すなわち、自動車販売は消費者のマインドにすごく影響を受けているということがわかるわけですね。自動車販売の落ち込みというのは、自動車ローンが組めないというようなテクニカルな理由もあったんですが、今はそこから消費者のマインドの委縮が自動車の買い控えに繋がっているという要因に移っていると言えると思います。
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2009年3月31日放送 NHK BS1 経済最前線
高島屋 広報担当課長 永井清女さん
高い品質を求めながらも、安い価格というものを求めるお客様が多いと思いますので、百貨店としての品質を保ちながらも、ぎりぎりの安い価格というのも努力して実現しております。
J、フロントリテイリング PR広報担当 高橋恭弘さん
やはり百貨店というのは、いろんなお客様のニーズに、あるいは要望にこたえると、必要があると思うんですね。今の時代のお客様の要望に対して、百貨店が迅速に対応するということが、今は価格というところに非常に視点が向いているんではないかと思っております。
東武百貨店 橋本啓二常務取締役
私どもも、肌身で毎日毎日の商売の中で、厳しいなという意識は十分感じております。今後とも、従来に比べると価格帯の下がった商品の品ぞろえが増えてくるという形で進んでいきたいなというふうに思っております。
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2009年3月31日放送 テレビ東京 ワールドビジネスサテライト
これはテスラロードスターです。ハイウェイを走行できる唯一の電気自動車です。わずか4秒弱で100キロまで達します。
テスラ・モーターズ イーロン・マスクCEO
時代は確かに変わりつつあります。デトロイト勢の大きな課題は、将来を認識し、迅速の対応することです。自動車の聖地はシリコンバレーなどに移る可能性もあります。
テクニカルスタッフ G・カトラーさん
ここには6831個のノートパソコン用バッテリーが入っています。コンピューターで培ったバッテリー技術を車に応用しました。シリコンバレーのテクノロジーが車に移植されたのです。
フィスカー・オートモーティブ
プラグインハイブリット、カルマです。世界で初めて世の中に出るプラグインです。軍用車の極秘技術を使うことを政府から許されているのです。環境車への変化によって、新しいメーカーが生まれ、旧態依然としたメーカーは滅びゆく時代が来ています。これまでのやり方では、生き残っていけないのです。
日産自動車 志賀俊之COO
自動車業界だけが自動車を守れる時代じゃないですから、他の産業にはない、自動車会社としてずっとやってきたそういった技術力だとか、信頼性だとか、そういうものを織り交ぜたもので優位に立ちたいなと。
長野・岡谷市 大和製作所 三澤稔社長
来年ぐらいから、電気自動車にシフトして、急速に変わってくると思いますね。そうしますと、こういうエンジン部品がいつの間にかなくなってしまうと。長らくやってきたんですけど、大変革時代に差し掛かっていると。
今までのままの延長線上で考えてい手も、たぶん生き残れないと思います。
山形・米沢市 エナックス 小沢和典社長
ここで作っているのは板状の電池です。非常に薄い電池ですね。このタイプで作れるのはうちだけ。どうせやるならば、世界で全く例のない電池をやろうと。失敗のほうが多いですけどね、失敗が多いということは、成功することも多いということですから。
自動車はたぶんフォードのT型が出てから100年、何にも変わらなかった。もうそろそろ変わってもいいんじゃないか。
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2009年3月31日放送 NHK総合 クローズアップ現代
生き残れ 日本製造業 ②中国内陸に商機あり
一汽マツダ 吉田寛社長
需要がシフトしておりますし、必ず取りに行きたいと。ここで取らないと、将来はないと。
コマツ 野路國男社長
日本、アメリカ、ヨーロッパというのは、もう大きな落ち込みだけど、アジア地区というのは、しっかり支えられて、これから中国を中心として、発展すると私は期待してますけど。
コマツ 中国営業本部長 新垣剛さん
アフターサービスはコストもかなりかかりますけれども、それをやっていかないと、なかなか、我々、商品、会社も含めて差別化もできないですから。
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2009年4月1日放送 日経CNBC ラップトゥデイ
経済解説部 中嶋健吉さん
篩の中に残りそうなイメージを持ち始めたのが、自動車株、そしてハイテク、国際優良銘柄、こういう銘柄群ですよね。押し並べて、信用残が非常にショートになっていると。今回、買い残が売り残を下回ってきたという、全体的な数字が出ていましたよね。その内でも、こういった銘柄群は特に売り残が買い残を上回っているということ、さらに、今日の日銀短観を見ましても、極めて悪い数字が出ているんですが、先行きに関しては、悪いなりに若干改善という、このあたりも背景になるかもしれませんね。
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2009年4月1日放送 テレビ東京 NEWS FINE
草野グローバルフロンティア代表 草野豊己さん
不良債権を買い取る方にとっては非常にメリットがあるスキームなんですが、不良債権を売る方、これは銀行になりますが、何のメリットがあるんですかということでしょうね。そこを考えなくてはいけない。不良債権を買い取るということを、銀行が不良債権を切り離す、そしてファンドが買い取っていく、そこで切り離すことができるわけですが、不良債権を切り離す方の銀行側には何のメリットもないんですね。切り離すということは、銀行側は実現損を出すということですから、その実現損を出して、何かメリットをいただけるんであれば、切り離すでしょうけど、これは買い取る方には非常にいいシステムということですよね。わずか、効果はあるかもしれませんが、このスキームによって、すべてが解決するなんて思う方が間違いじゃないかと私は思いますよ。
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