絵師としては、地位も名誉も手に入れた等伯ですけれども
2009年4月15日放送 NHK総合 歴史秘話ヒストリア
美の戦国合戦 長谷川等伯VS狩野永徳 絵師たちの夢と野望
山形大学 教授 宮島新一さん
朝倉、それから武田、頂点に足利義昭という、包囲網を形成するという動きがあった。等伯もそれに乗ってみようと思ったんでしょう。できれば、それをきっかけに、足利将軍家に出入りするような画家になりたいと。
石川県七尾美術館 学芸員 北原洋子さん
絵師としては、地位も名誉も手に入れた等伯ですけれども、気がついてみれば、ライバル、そして後継者、そしてよき理解者と、次々に人の死に直面してしまうわけですね。これは私の想像なんですが、そんなとき、等伯の心の中にあったのは、郷里への思いとか、家族への思いだったんじゃないかと思うんです。そして、最終的に到達したのが、人のためではなくて、自分自身のために、心の中の風景を描いた松林図屏風だったんではないでしょうか。
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