自分たちの仲間である北条氏のお嬢さんが頼朝の隣に必ずいる
2009年4月1日放送 NHK総合 タイムスクープハンター
忍者、その真の姿とは
映画で描かれる格好とはほど遠い。農民や山伏、行商、旅芸人、僧侶などに変装し、その土地土地に潜伏する。使える主君のため、極秘任務を請け負う彼らだが、普段は農民としてすっかりその土地に溶け込んでいる。
彼らは特別な忍術を使うわけではないようだ。その代わり、独特の歩き方を披露してくれた。それは。深草兎歩と呼ばれる歩き方。手の甲に足をのせ、両手を床に接地させながら歩く。難しいが、足音を消す効果がある。
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2009年4月1日放送 NHK総合 その時 歴史が動いた
最終回スペシャル
松平定知さん
人間の魅力が歴史への興味へとつながるんだということでございます。歴史は勝者のためだけじゃない。敗者のものでもあるわけですね。そして、また同時に、勝者、敗者として歴史に名が残る人たちの何百万倍、何千万倍、何億万倍の無名の人々の歴史でもあるということに思いをいたそうということでもあります。歴史は決して古臭いものではないということであります。むしろ、新しいんだと。新しい資料が発見される。それがもとで、新しい研究が始まる。その新しい研究の過程で、今までだったら、その古い資料も見方を変えることで、切り口を変えることで、全く違った歴史の顔が見えてくることがある。その新しい歴史の顔を皆さん方に積極的にご報告しようじゃないかと。それはただ単なる受け狙い、視聴率狙いのあざといものでは困りますけれども、しかし、放送するに足る、きちんとした資料であるならば、それにきちんとした検証をしたうえで、その新しい歴史の可能性を皆さん方にお伝えしていくということにしゅんじゅうしちゃあいかんと思っております。それを全部やってまいりました。そのことが、皆さん方から高いご支持をいただいている大きな理由の一つだと思うんですけれども、そのことをさせてくださったのは実は皆さん方なんですね。
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2009年4月1日放送 NHK総合 歴史秘話ヒストリア
愛あるケンカ 武士の世をひらく 北条政子・源頼朝 夫婦の革命
東京大学史料編纂所 本郷和人准教授
政子が頼朝に求めたもの、これは割とわかりやすい。要するに、当時の関東地方の武士には珍しい雅やかさ、育ちの良さ、ぽうとなってしまったというようなことがいわれています。頼朝が政子に求めたもの、こっちはちょっと難しいんですけど、推測になってしまいますけど、おそらくは土地に根差して生きる人間本来の率直さというか、力強さというか、そういうものだったんではないかなあと。
頼朝という象徴的な存在の傍らに、自分たちの仲間の女性がいるということが、どれだけ重要かというのがみんな分かっていたわけですね。まさに、自分たちの仲間である北条氏のお嬢さんが頼朝の隣に必ずいる。となれば、頼朝という存在は、武士団の中にしっかりと根を下ろすことができるし、それは頼朝にとってもいいことだし、武士団にとってもいいことのわけですね。だから、ばかばかしいといえばばかばかしいけど、二人が壊れそうになると、みんなで一生懸命支えていると。
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