ずばり言って、買い方の底力を示したという感じだと思いますよね
2009年5月1日放送 テレビ東京 Newsモーニングサテライト
アメリカ大和証券 シュナイダー恵子さん
GMも債権保有者との交渉がカギとなりますが、クライスラーと違う点は、社債に対し現金ではなく、再建後の新株をオファーしている点です。自動車業界のリストラが進んで、景気が回復すれば、この新株も魅力があるという見方も出てきています。しかし、政府は27日に債権保有者の株式持ち分を10%とすることを提案しましたが、今日、投資家はこれを拒否し58%を要求しました。このギャップは非常に大きく、6月1日までに合意に達しない場合は、破産法適用の可能性がまだ残っています。
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2009年4月30日放送 NHK BS1 経済最前線
編集長 神子田章博さん
ヨーロッパ経済の問題点、大きく3つあったと思うんですね。一つには、ドイツをはじめ、輸出に依存する割合の高い国々の経済、これが今だ世界経済の回復が見込めない中で、今後さらに落ち込む恐れがあるということ。そして、金融機関の不良債権問題、とりわけ中東欧向けの融資、これが不良債権となって焦げ付いてしまうという不安がありまして、その結果、不良債権を抱えた銀行の貸し渋りが心配されていると。そして、三つ目は、こうした経済の悪化要因を受けて、失業が増加し、これが更に景気を押し下げる悪循環に対する懸念です。ヨーロッパの景気後退の深刻さが改めてわかりました。
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2009年4月30日放送 テレビ東京 ワールドビジネスサテライト
シャープ 空調システム事業部 深田辰雄部長
キノコの施設栽培の環境とか、温湿度というところで違いがありますから、こういったところの、今の民生用のものを補強、補完するとか、そういったところを最終詰めをして行けば、商品化についてもめどが立つんではないか。
農林水産省 生産流通振興課 清水治弥課長補佐
例えば、民間企業の方が農地を使わないで、農地以外の場所で植物工場を造るという場合にも導入の支援を行っていきたいと。製造業の生産管理の技術と農業の植物を育てる技術が合わさることによって、一つ大きな飛躍につながるんじゃないかという期待はあります。
大成建設 企画推進部 上田茂数室長
事業者の方で、いろんな土地とか建物があるのをいかに効率的に、戦略的に活用するかという中での一つに、まだこれからですけれども、農業という選択肢があるというのが我々の考えているところではあるんですけどね。
山形 長井市 環境彩エン 利根川利雄社長
農業というのは、だれがやってもできるというような状態までまだ来ていませんので、いかにそれを一般の人が農業に参入した時に上手にできるようにしてあげるかと、そういうところまで到達させることが農業の工業化ということになると思います。
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2009年5月1日放送 日経CNBC ラップトゥデイ
経済解説部 中嶋健吉さん
ずばり言って、買い方の底力を示したという感じだと思いますよね。29日の休みを挟んだ前後あたり、非常に象徴的な動きが出ました。特に前日の28日はオプションのヘッジに絡む売りがマーケットを大きく下げたということで、チャート的には崩れを示しているんですよね。何と言っても、大きな上ヒゲを引いている。かつ、大きな陰線を引いているということですね。さらに、強力な下値支持といわれていました25日線、これを下回り、かつ5日線が25日線を上から下に抜けるデットクロスの可能性すらされたわけですよね。30日はお化粧買いがあったんでしょう、間違いなく。それはその通りなんですが、ただ買い方の底力を示したことでもあります。5日線と25日線のデットクロスが紙一重で回避されているんですよね。たった5円の幅でした。これは短期的な買い優勢ということを示しているわけなんですね。短期的には買い方の力強いパターンを示しているということで、過去、こういうパターンがいつあったかといいますと、2007年の高値の18000円台をつけに行く過程ですよね。これだけニアミスを起こしていて、そのたびごとに上昇しているという、このパターンが今回も出たということで、大変強いシグナルですね。
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2009年5月1日放送 テレビ東京 NEWS FINE
岡三証券 理事 永見和彦さん
直近で言いますと、ザラ場で9000円を超えたのは、3回過去ありまして、今日で4回目ですね。終値では9000円台回復していないというところなんですけれども、非常に相場強いですね。ニューヨークも強いんですけども、マーケットの焦点が、景気指標、比較的いいものが出てきていますので、景気回復期待の方が非常に強くなってきているということだと思いますですね。このゴールデンウィーク中に、例の資産査定、ストレステストの結果が出るんですけれども、4日が6日に延期になるという話が出ていますけれども、そういう懸念要因もあるんですけれども、景気回復期待の方が上回っているというような感じですね。日本の方も決算発表、どんどん出てきていますけれども、下期からの業績回復期待というのもかなり強くなってきていますので、それが相場を支えているということだと思いますし、ここに来まして、景気回復期待からやや円安が進んできていると。これも相場にとってプラス要因になってきていますね。
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