移動平均そのものが下落を続けている限りは、決して強気シグナルではない
2009年5月27日放送 テレビ東京 Newsモーニングサテライト
岡三証券NY 杉山賢也さん
過去、アメリカが7回の景気後退局面から回復に転じた時は、中古住宅販売がこれに先立って、4カ月連続で回復するということがあったので、今回も、おそらく、4カ月連続改善のようなことを示せば、中古住宅市場も底打ちということが確実に言えてくると思います。
現在のところは、まだ中古住宅の在庫が高水準にあるということと、住宅価格が下げ止まっていないということがありますので、おそらく、底打ちの兆しを探るのは、やはり年末から来年にかけてかなというふうに考えています。
消費者マインドのように、景気の先行指標になるものは、最悪期を脱したと、かなり明確なシグナルが出ているんですが、雇用統計、あるいは住宅のように、遅行指数と呼ばれるものは、まだもたつきが見られるという状況だと思います。今後は、GMの破たんの可能性ということも言われていますので、景気はおそらく最悪期は脱した可能性は高いんですが、ここからの回復ということになるとかなり緩やかなペースになるということだと思います。
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2009年5月26日放送 NHK BS1 経済最前線
菓子教室講師 村田雅子さん
もともと男性のお菓子職人さんという世界は男性の世界ですから、お菓子教室にあえて習いに来るというと女性の世界に男性が来たみたいですけれども、もともとは男性がやっている仕事ですから、実は男性が向いているんだと思います。
いけばな教室講師 州村衛香さん
男性は強くというようなイメージがありますよね。逆に繊細な方がたくさんいらっしゃいますので、優しいお花を生ける方が結構多いと思います。
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2009年5月26日放送 テレビ東京 ワールドビジネスサテライト
現代基礎研究院 李周亮 新産業研究室長
LEDの基礎研究は日本が韓国より進んでいますが、製品化や市場を攻略するのは、韓国メーカーがリードしています。
BCN 道越一郎シニアアナリスト
日本のメーカーは一部の高級な製品にLEDバックライトを入れた液晶テレビを出しているということにすぎなくて、これをもう少し普及価格帯のものに広げようという動きはまだないように思いますね。
もともとLEDテレビを最初に開発したのは日本ですから、そういった意味では、技術的なアドバンテージはあるはずなんですよね。韓国メーカーよりもワンランク上で、少し割高なんだけれども、品質だったら絶対こっちだよと言われる製品が作れれば、市場を確保することはできるんじゃないかなと。
カリフォルニア大学 サンタバーバラ校 中村修二教授
大手半導体メーカー、電子メーカーが韓国にあるので、そういう応用製品に関してはかなり進んでいますね。韓国はチップ自身にも力を入れて発展していく可能性がありますね。
ウリ ライティング 金鐘旭さん
LEDは半導体の工程をそのまま使えばいいんです。
LED照明推進協議会 奥野敦史 副理事長(サンユレック社長)
こっち韓国の方がオーナー経営が多いですから、やる時は思い切ってやりますからね。こちらの国はね。中国もそうですし、台湾もそうですから、いつも量産で負けちゃうということになりますね。できるだけジャッチを日本の会社も早くやるということだと思いますね。
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2009年5月26日放送 NHK総合 クローズアップ現代
どうなるGM オバマの再建戦略
双日総合研究所 主任エコノミスト 吉崎達彦さん
もし、身近な商店か何かが倒産した時のことを考えていただくとわかりやすいと思うんですが、まず、借金を返す。外向けの借金を返す。それから、残ったお金を社員に分けて、最後は経営者と株主が泣くというのが普通の順序だと思うんですね。ところが、今回は、会社の借金であるところの社債、それをもう9割カットしている。これはちょっとびっくりなやり方ですね。これがもし株券であれば、自己責任でしょと言えるんですけれど、社債というのは、言ってみれば会社にお金を貸していたわけなので、こんなことをやっちゃうと、次からは組合が強い会社にはお金貸せないなという話になっちゃうかもしれません。
オバマさんの発言を聞いていますと、とにかく潰したくない、アメリカにとって自動車産業は必要だということを強くいっていますね。ただ、それを社会主義的方法でも何でも、丸抱えで守るのかというと、多分そうでもない。もっと柔軟な現実主義者だと思うんですね。大統領就任演説で、大きな政府とか、小さな政府ではなくて、ちゃんと仕事をする政府が大事なんだということを彼は言っていましたけれども、今回も、着地点については割と柔軟に構えていると思います。
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2009年5月27日放送 日経CNBC ラップトゥデイ
経済解説部 中嶋健吉さん
あえて慎重な見方を加えておく必要があると思うんですよね。TOPIXの動きを見ておきたいんですが、残念ながら200日移動平均には届いていないんですよね。今日の200日移動平均の水準が912ポイント、TOPIXの引け値が893ポイント弱ということですから、まだちょっと距離を残しているなあという感じがありますよね。動きのいい日経平均、特に日経平均という指数だけが、昨年のリーマンショック以降、おもちゃにされたきらいがあります。売られ続けてということがありますので、今の場合、その買い戻し圧力が日経平均型に以上に強く出ているのかなということですね。TOPIXが動くということは、市場全体が変われるということを意味するんですが、残念ながらTOPIXにはそのエネルギーが行き渡っていないということで、このあたりが片手おちかなという印象がありますよね。そうしてもう一つ、一番大きなポイントになるんですが、200日移動平均そのもの、これが下落を続けているということです。ネガティブなポイントといえるかもしれません。グランビルの法則で行きますと、仮に日々線が移動平均を上回ったとしても、移動平均そのものが下落を続けている限りは、決して強気シグナルではないというふうに言われているわけですよね。例えば、アメリカのナスダックの動きを見ておきましょう。これなどが一番典型的に表れているんですが、2度、200日移動平均を抜いているわけですよね。ただ、200日移動平均そのものがずっと下落を続けていますので、結局は抜け切れなかった。今回も、早い段階で200日移動平均を抜いてはいるんですが、結局、今の段階で抜け切れていないという、若干全体的には弱気シグナルになっているということですよね。
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2009年5月27日放送 テレビ東京 NEWS FINE
A.T.カーニー 川原英司さん
グローバルなメーカーがアメリカ市場でビジネスを拡大すると同時に、かつてビッグ3といわれていた会社はシェアを落として、利益も出なくなった。GMは一番競争の厳しいあたりで競争を繰り広げているというのが現状だと思います。
GMは要素技術まで棚卸していけば、今後の環境規制等に対応できるいい技術を持っていると。経営体質を上手く改善したうえで、上手く活かせるような商品開発をできればいいと。
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