今日は9900円で頭を押さえられているんですね。どうやらこのあたりが一つの節目になっている
2009年6月26日放送 テレビ東京 Newsモーニングサテライト
みずほ証券USA 村上実奈子さん
今回の4-6月期の企業の業績見通しは、最新の情報で、前年同月比マイナス34%程度と8四半期連続の下げになる見込みの予想となっています。昨年の10-12月期からみると、悪化のペースは幾分和らいできました。過去4週間の各証券会社のアナリストによる2009年度、企業の利益見通しは、全体でみると引き上げが引き下げを上回っています。利益見通しの引き上げが期待に対して最も多かったのが、生活必需品のコンシューマー・ステーブルとハイテクとなっています。
アナリストの集計なので、個々の理由というのはまちまちですが、生活必需品やハイテクというのは、そもそも景気悪化の中でもあまり影響を受けないとされる業種です。これらの利益見通しが引き上がられたということは、景気回復がまだ早いということの裏返しかもしれません。景気が本格的に回復しなければ、企業業績全体が上昇するというのは難しいというのが本音です。
期待が大きくても、決算が株式市場に与える影響というのは、小さいかと思います。ニューヨーク証券取引所の信用残高を見ると、過去2か月、3月、4月は増加に転じています。これは借入してでも株式に投資しようという人が増えているということを示していて、この数字が株式市場では現物よりも高いんですね。こういったセンチメントの上昇を考えても、決算発表も上昇基調を崩すことはないんじゃないかと思います。
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2009年6月25日放送 NHK BS1 経済最前線
東芝 佐々木則夫社長
4兆元の使途というものが、社会インフラですか、そういうところに集中的にかなり投資をされるというところで、新興国ベースに考えた時に、我々が実際その成長についていける事業、そこを中心にぜひ我々は投資をしていきたいと。
地球環境の問題、それからエネルギーの問題というのが必ず出てきますので、我々はやはり原子力ですとか、火力の中でもこれからいろいろ注力していかないと。CO2対策、その中でもCCSですか、そういうところにしっかり投資をしていきたいと思っております。エコリーディングカンパニーとしての東芝、この姿を世界に発信していきたいというふうに思っております。
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2009年6月25日放送 テレビ東京 ワールドビジネスサテライト
日本学生支援機構 尾山眞之助理事
低所得とか、失業とか、そういったことを理由にされる方がかなりいらっしゃいまして。
経済状況に鑑みまして、臨時採用を行いましたが、それにつきまして、9000人を採用いたしております。
中学校教諭 首都圏なかまユニオン副委員長 伴幸生さん
安定雇用が築けられていた時代だったら、何とかそれでも賄えていけた。不安定雇用の人たちの子供の世代が、これからどんどん高等教育をうける段階に入り出してますよね。
公立しか受けられないからといって、最初の第一希望から定時制を受けるというケースも増えています。格差が出てきています。高校まで行って、何とかですよね。まして、その先の大学なんて、多分その子たち考えられないと思います。
東京大学 小林雅之教授
子供の教育のためには、お金を惜しまないというのが文化だったわけです。そういった形で、親が子供のために教育費をつぎ込むという形で、今まで続いてきたわけですけれども、それが、特に低所得層の人にとっては、非常に困難になってきた。
授業料が高くて、その割に奨学金が少ないというのが日本の大きな特徴です。戦後一貫して変わらないできたわけですから、もうそういった制度的な見直しが必要な時期に来ていると思います。
三重県 代々木高校 一色真司校長
中学レベルでも、大学、大学院レベルでも、もっと現場と密接なポイントというのがあっていいと思うんですね。行政が動くのか、何か講じていかないといけないと思うんですけど、我々、待っていてもしようがないので、民間同士で支援しあえる仕組み、それを補える仕組み、というのを考えていきたい。
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2009年6月25日放送 NHK総合 クローズアップ現代
かぐやが解き明かした月の素顔
国立天文台 准教授 渡部潤一さん
月というのは、46億年前から表面にしろ、その地下にしろ、いろんな歴史を閉じ込めた、言ってみれば、古文書のようなもんなんですね。古文書を読み解くことで、昔の歴史がわかる。実は、地球というのは、いったんドロドロに溶けていますので、そういった初期の歴史が失われているんですね。月の古文書を読むことで、地球の歴史がわかるという、そういう意味があるということですね。
かぐやのデータというのは、アポロのデータ、今までの月の探査のデータを完全に書き換えてしまったんですね。この膨大なデータを次第に、まだごく一部なんですけれども、解析されているのは、だんだんいろんな研究者が解析をしていくうちに、当初取った目的以外の発見を、思いがけない発見をこのデータから出てくるんではないかと私は期待しています。同時に新しい研究者がどんどんこれで育っていけば、惑星科学をやる研究者も増えるんではないかと期待しています。
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2009年6月26日放送 日経CNBC ラップトゥデイ
経済解説部 中嶋健吉さん
今日も順ザヤという形で続いていましたので、先物売り、現物買い、この動きが今日も続いたと、これが総じてしっかりだった今日のマーケットを抑えているんですが、今日は9900円で頭を押さえられているんですね。昨日は890円、9900円は急落前の高値だったということで、どうやらこのあたりが一つの節目になっていると。これをどういう形で抜いていけるかどうかというところにもなろうかと思うんですけどね。
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2009年6月26日放送 テレビ東京 NEWS FINE
岡三証券 理事 永見和彦さん
5日移動平均線と25日移動平均線がデッドクロスするか、昨日あたりからその恐れがあったんですけど、どうも上昇してきて、とりあえず回避されたということですね。なぜ、そんなに気にしているかということなんですけれども、1月15日の時に、5日移動平均と25日移動平均がデッドクロスしたんです。そのあと3月10日まで下がり続けまして、結局、安値を付けたわけですけれども、その再現になる可能性があるんではないかというような心配をしたわけですね。逆に、3月にゴールデンクロスしたあとは、上昇相場に入っているわけですね。その記憶がありますので、これを非常に注目していたんですけれども、何とか回避されたということですし、しかも25日移動平均線に、今週、割りこんだところがあったんですけれども、これもまた再び上回ってきているということで、やはり相場強いという感じがありますよね。再度1万円に行く可能性は非常に大きいと思いますよね。
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