今までとっていましたリスク資産のポジション調整が一斉に始まったとみる方がいいのかもしれませんね
2009年6月23日放送 テレビ東京 Newsモーニングサテライト
三菱UFJセキュリティーズ 大宮弘幸さん
金融危機対応からのターニングポイントの時期も一部で議論されておりまして、景気とインフレに対してどのような見方を示すか、FOMCでは非常に難しい判断になると思います。債券市場と株式市場とでは関心のある点も違うと思われまして、当日の反応がとても注目されます。原油など、商品価格の急上昇によって、インフレ懸念が強まりまして、債券市場では先日まで長期金利が急上昇していました。実際、超金融緩和策の出口につきまして関心が高まっていました。一方、株式市場ですが、住宅市場や自動車販売等、景気の回復度合いは依然として弱く、この状況で、超金融緩和策を終了させますと、景気回復が遠のく可能性があるとして、今は景気回復に軸足を置く、超金融緩和策の継続を期待しているという状況といえます。
非常に難しいかじ取りになると思います。ただし、今月半ばに73ドルでした原油が、今は67ドル付近まで下落しています。ここ2,3日に商品価格の下落によりまして、インフレに対する警戒感も和らいできておりまして、この動きはある程度判断に影響を与えるかもしれません。超金融緩和策の出口の模索を急ぐ必要はなく、まずは景気重視の政策重視が望まれております。
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2009年6月22日放送 NHK BS1 経済最前線
東短リサーチ チーフエコノミスト 加藤出さん
国債を買い入れるというオペレーション、FRBが買うことで国債の金利を抑え込もうとするオペレーションを増額するかどうかというのが非常に注目されているんですが、国債の買い入れを増やすことで、長期金利を抑えられればいいんですけれども、逆に、海外の投資家の間で、アメリカは中央銀行がお札を刷って、たとえ話なんですけれども、お札を刷って財政赤字を埋めようとしているんではないかというような印象が高まると、返って、逆効果になってしまいますので、私はそこはやらないんじゃないかなと予想しております。
北海道 釧路 昭和冷凍プラント 若山敏次社長
子供の食べているスナック菓子にヒントを得たわけです。スナック菓子、膨らんでいますよね。よくよく調べて行ったら、窒素ガスというところにたどりついたわけです。
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2009年6月22日放送 テレビ東京 ワールドビジネスサテライト
カリフォルニア州パサデナ イーソーラー ロバート・ローガン上級副社長
太陽熱発電はコスト的に最も優れている方法の一つ。なぜなら、従来の発電技術が使えるからです。違うのは、化石燃料だけではなく、太陽を使うことだけです。燃料代がかかりませんから、ランニングコストは低く抑えられます。
カリフォルニア州ランカスター レックス・パリス市長
ソーラー・パーク構想で、企業はプラントの建設と稼働を素早くできます。ここに来てくれれば、世界のどこよりも早く発電を始めれれるのです。
コロラド州アルバダ スカイフューエル ロバート・ホーキンス副社長
ここでの研究で、太陽光発電を事業化させます。建設や維持のコストを低くするため、反射鏡を開発しています。
ニューメキシコ州アルバカーキ 北米ショット ジェラルド・ファインCEO
オバマ政権はクリーンエネルギーに大きな予算を充てると発表しました。しかし、その政策はまだ始まっていません。環境政策の恩恵にあずかれるのか、じっと待っています。
三菱総合研究所 環境・エネルギー研究本部 早稲田聡主任研究員
全体の3分の1、あるいは2分の1近くをアメリカが占めると予測していますので、これは非常に魅力的なマーケットであると。太陽熱発電というものに合わせた、応用した技術という意味では、これから力を入れていかなければいけないんで、少し出遅れているという感じはありますね。今、なるべく早く参入の動きを見せないと、確かに欧米企業に出遅れてしまうと。
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2009年6月22日放送 NHK総合 クローズアップ現代
生誕百年 太宰治はなぜうける?
作家 井上ひさしさん
日本人がずっと作ってきた口から耳へという口承文芸という、それの大変なテクニックと語彙と表現を身につけて、今度はやがて近代の散文とぶつかるわけですね。近代の散文というのは、結局、分析力と経済性なんです。これは、口承文芸と正反対ですね。口承文芸というのは無駄が多いし、ただ調子のために付け加えることがたくさんありますし、そういうところをまともにぶつかって、たいていの作家はそこで、自分の生まれ育って身につけた日本語自体の表現とか、面白さを一度抑えて、近代散文の分析力と経済性に屈服するわけですね。ところが、太宰だけはというと語弊がありますが、太宰治は近代散文の分析力と経済性を飲み込んでしまうんですね。そこで、独特の太宰の特徴の、分析力もあれば、経済性もあるのに、日本語自体の面白さもあるという、特別の言葉を、語り物ですね、それで読んでいる人との距離を縮めて、あたかも目の前で言っているような効果を、そういう文体を生み出したという点では、本当にすぐれた小説家だと思います。
作家は小さな宝石を書くのが仕事で、人の中に、人間と人間の関係の中に必ず小さな宝石があるはずであるから、それを作家は書かなくてはいけないというふうに、もう一度考え直して、あの素晴らしい日本語で書きますから、若い人、人間捨てたもんじゃねえ、ということですよね。小さな宝石みんな持っている、それを作家が発見する。それを読者の前に出すと。そうすると、ひどい人の中にも宝石のようなものがあって、人間というのは捨てたもんじゃないねというのに、読者にささやきかけて来るわけですね。それが、若い人に、日本語と一緒にメッセージというか、テーマが受け入れられて、小さな宝石を探そうと、自分の中にも、人の中にもあるかもしれない、というふうに、若い人が思って、一生懸命読んでいるんだと思います。
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2009年6月23日放送 日経CNBC ラップトゥデイ
経済解説部 中嶋健吉さん
世銀の2009年の世界経済の成長予想というんでしょうかね、これが3月予想がマイナス1.7だったのが、マイナス2.9に大きく下方修正されたということ。さらに、新興国の成長率も下方修正されたということですね。となりますと、一見これが世界の株安の要因になったのかなあという気がするんですが、実は、この材料、昨日の午後、東京市場にはすでに伝えられていた材料でもあるんですね。特段、ニューヨークだけ大きく反応したというのは考えずらいということ。むしろ、これを材料に、今までとっていましたリスク資産のポジションですよね、株のみならず、例えば、石油とか、金とか、こういうもののポジション調整が一斉に始まったとみる方がいいのかもしれませんね。
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2009年6月23日放送 テレビ東京 NEWS FINE
SMBCフレンド調査センター アナリスト 田中優さん
紙おむつとか、粉ミルクというのは、ドラッグストアなどで販売されていて、価格競争の激しい商品で、どうしても利益が取りにくい、どちらかというとお客さんを集客する商品という意味合いが強いと思っています。一方で、子供服で、特に肌着ですとか、よだれかけみたいな商品というのは、定番化されている商品で、流行とかによって変わることがないので、高い粗利益率でいつまでも売れるということで、非常に利益率の高い商品となっています。
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