予選では、楽な試合が多かったんで、課題が見えなかったんですよね
2009年6月17日放送 NHK BS1 2010FIFAワールドカップ アジア最終予選スペシャル
日本VSオーストラリア
解説:山本昌邦さん
実況:町田右さん
ケーヒルの2得点、日本、逆転で敗れてしまいました。最終予選の最終戦、これで、グループAは、首位オーストラリア、日本は2位です。またしても、このケーヒルにやられました。失点がいずれもセットプレーから、1点目は特にヘディングシュートを決められてしまいました。日本にとっては、一つのアキレス腱である高さ。
ゴール前の攻守というのが一番大事になると思いますし、残り時間が少なくなってきたところのチームの統一感というのも大事なんです。全体的に言うと、日本の相手がボールを持っている時の守備は非常に悪くはないです。要するに、自分たちがボールを取った時に、質を高める。特にアタッキング・サードのところですね。このあたりは課題は見えましたけれど、今日は非常に課題も見える、アジア予選の中ではなかなか出ない課題がたくさん見えましたから、アジア予選を楽に戦った分、苦労しましたけど、ここがスタートだと思って、切り替えていけば、非常に財産になる、いいゲームだったと思いますよ。
今日は、結果ももちろんほしかったものではありますけれども、それよりも内容面、見ていただきましたが。
いいところもあるし、当然、課題も多く見えました。それは1年間しかないわけですが、岡田監督に与えられた時間は非常に少ないと思います。1年間といっても、そんなに集まれる機会はないわけで、アジア以上というのは証明しましたけれど、まだ世界未満ということも証明された一戦、ここからどれだけ階段を上がれるのか、逆に楽しみにしたいと思います。
残念な結果に終わりましたけれども、日本の良さ、今日はオーストラリア相手に通用した部分。
理屈ではなく、こういう相手とたくさん戦って、世界のベスト4になるためには、世界のトップ10にいるようなチームに勝てなければいけないんですよ。南アフリカでやるんですから、サッカーがうまいだけではなくて、戦うことが大事だと思います。
予選では、楽な試合が多かったんで、課題が見えなかったんですよね。そういう意味では、今日、課題がぎりぎりのところで見えたというのは収穫だと思います。こういう相手とこれから数多くやってほしいと思いますね。
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