そろそろ金利が上昇することに備えたほうがいいんではないかなと思いだした、そういう動きなんですね
2009年6月12日放送 NHK BS1 経済最前線
山形 寒河江 さくらんぼ農家 大沼長吉さん
自然の変化ですね。天候が変わってくると同時に、その分、手をかけないとならないのかなというのが心配されますけどね。
山形県 温暖化技術専門員 石黒亮さん
やはり山形の顔ですので、安定して消費者の方々にも供給できるようにということでは、私たちも生産振興も含めて頑張っているところではございます。
北海道 富良野で栽培を試みる岡田貴之さん
こっち、風強いんで、それにマイナス20度の寒さだから、皮がむけちゃうんですね。自分が小さいころと今とで、雪の量も減っても来てるし、秋田、青森でも、さくらんぼは難しいといわれていたのが、いまなっていますしね。少しずつ北の方に行っちゃうのかなと思っていますね。
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2009年6月12日放送 テレビ東京 ワールドビジネスサテライト
競売物件を主に扱う不動産業者 レフォルマ 伊藤光記社長
普通にサラリーマンをされていてとか、自分でお仕事をされていてという方々が、この不景気が原因で、払えなくなって、競売になっているというケースが増えているんじゃないですかね。
我々のような業者がいないと、流動性が全くなくなってしまうじゃないですか。競売物件の流動性が全くなくなってしまうということは、銀行がお金を貸せないということですね、物件を担保に。競売でお金を回収できるから、銀行はお金を貸せるわけですよね。
東京地裁 民事第21部 大門匡 部総括検事
平成19年の秋ぐらいから増え始めて、20年はその前の年の4割増という状況になっていると。その傾向自体は、今年になっても基本的には続いているかなと。
景気が悪くなってくると、それ自体増えてくるといいますかね、経済的なトレンドと非常に符合しているのかなあと。
フィナンシャルプランナー 深野康彦さん
ボーナスをあてにして住宅ローンを組んだ人にとってみると、とても厳しい状況。
冬のボーナスも厳しいと言わざるを得ないと、要するに逆転する機会というのはないと思うんですよ。ということを考えれば、この6月のボーナスから住宅ローン破たん者、その予備軍というのが、増えるというのは否定しがたいでしょうね。
住宅金融支援機構 経営企画部 三浦文敬グループ長
失業した状態が長く続いてしまった場合には、これは返済方法を変更しても、お支払いが滞ってしまうということになってしまう。これはいたしかたないことかなと思いますけれども。
安田コンサルティングオフィス 安田裕次社長
競売でしたら、一般の方がなかなか購入には来られないので、おのずと金額というのは下がってしまうと思うんですよね。任意売却であれば、一般の売却とそれほど変わりはないので、まあまあ市場価格に近い金額では売れることは多々あると思います。
本当に払えなくなって、裁判所から通知が来て、いよいよ何かしなくてはいけないというふうなことで相談に来られるんですよ。やっぱり早めに相談に来ていただく、もうこれに尽きます。
東京財団 石川和男上席研究員
多額の借金を背負ってはいけない人々が、まさに敷居が低くなったので、しやすくなりましたと。多額長期の債務を背負いやすくなりましたということなんですね。これは、アメリカのサブプライム問題と根本的に同じですよね。日本版サブプライム危機、すなわち住宅難民の増加が、このままだと、見込まれると。
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2009年6月12日放送 NHK総合 特報首都圏
激安ファストファッション グローバル企業が狙うニッポン
ブランドプロデューサー 藤巻幸夫さん
服を作れるデザイナー、やっぱり個性を持ったデザイナーが服だけではなくて、いろんな分野に、ボールペンとか、日用品ですね、トイレットペーパーでもいいですし、もちろん車の内装でもいいかもしれないし、いろんな分野に自分のテーストというか、趣味というか、センスを広げていくという、私はこれから大切だと思うのは、デザイナー、作り手側の哲学ですよね。どういうものを作って、お客さんを喜ばしていこうとする哲学、あるいは、ストーリーですね。どういう物語を作っていこうとしているのか、それから歴史も、これからこういう歴史を作るんだ、あるいは、過去こういう歴史があったものを時代とともに塗り替えていくという、フィロソフィ、ストーリー、ヒストリー、この3つのキーワードは私は日本のファッション業界にとって、ブランドを作るというとこについて、とっても大切なキーワードかなというふうに思いますね。
消費者、特に女性、男性も変わってきましたけれど、昔は年齢で区切るという、非常にマーケティングとしてはあったと思うんですけど、今はファストファッションを見ていても、20代の隣に50代が一緒にいて、親子で同じようなものを買って、サイズが違うだけで、実は、センスというものは、年齢が上になったから急に変わるものではなくて、一人の趣味性というものは、年をとっても、体形は変わりますけれども、それ以外はあまり変わらないと思うんですよ。そういうライフスタイルの変化ですよね、昔の50代と、今の50代は全く違うし、もっと言えば、60代70代の人も、全然変わってきていると思うんですよね。こういったものに合わせながら、業界を形を作り替えていかないと、なかなか今までこうだった、ではなかなか通用しなくなってきているのが、今の流通業界、ファッション業界ではないんでしょうかね。
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2009年6月13日放送 BSジャパン マーケットウィナーズ
ITCインベストメント・パートナーズ(株)取締役 岡崎良介さん
12月18日、アメリカの金利が一番低かった時のイールドカーブ。異なる年限ごとの利回りを結んだ線のことをイールドカーブというわけですね。一番底にくっつきそうなぐらい下がっていたんですね。こういうイールドカーブの形をしている時に、市場関係者はこのイールドカーブは何を表しているか、何を象徴しているかというと、ずばり、景気の先行きに対して悲観していると。質への逃避と言われているのは、こういう時です。もう株も駄目だ、商品も駄目だ、景気も何もかもだめなんだ。お先真っ暗だという時は、大体こういう格好になるわけです。短い金利と長い金利の差がなだらかですよね。急激ではないというカーブ。先行き10年間、景気なんか回復しないぞみたいな悲観にくれた瞬間ですね。ところがその後、だんだん明かりがさしてきました。あかるくなってきたんですね。6月4日まで金利は上がる方向になって、6月4日のイールドカーブは、全然違う角度で上がっていますね。やがて景気は回復するだろうという期待感がだいぶ広がった結果ですよね。このイールドカーブ、何を表しているかというと、景気の先行き楽観がだいぶ広がっていた。悪いことばかりではないだろうという具合に思い出したんですね。そして、もう一つ。最近の動きです。6月10日の動きは、平行移動したイメージですけれども。今までは、長いもの中心に上がっていたんですけれども、短いのも、長いのも、大体同じように0.4ぐらい上がっている感じですよね。これはいったい何を表しているかというと、おいおい、そろそろ、ひょっとっすると、これから政策金利が上がるんではないかと。雇用統計を見て、景気の底打ちが近いとマーケットが読んで、景気の底打ちが近い、金融危機も去った、ならば、今までじゃぶじゃぶに金融緩和していたものも正常に戻る日も近いんじゃないか、そろそろ金利が上昇することに備えたほうがいいんではないかなと思いだした、そういう動きなんですね。市場関係者の見方が、おぼろげながら映ってくると、これがイールドカーブの大事な役割なんですね。
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2009年6月13日放送 NHK総合 経済ワイドビジョンe
三菱自動車工業 社長 益子修さん
昼間の電気で計算しますと、3分の1です。夜間電力ですと9分の1、ガソリンと比べてですね。
量産と生産技術が上がってきますし、電池の技術進歩があると思うんですね。下がると思います。
電池の生産能力からくる制約でございまして、来年は5000台、再来年は1万5000台とだんだん増やしてまいりますけど。
携帯電池のリチウムイオンとはだいぶ違いますので、5年間10万キロも保証もしていますし、10年間は電池は持ちますし、劣化も5%とか、10%ぐらいということですから、電池の技術というのは、飛躍的に改善されていますね。
ゼロから充電される方はないと思うんですね。残量があるはずですから、5分でも、3分でも入れておけば、かなりの距離は。スーパーマーケットではもう少し買い物時間がありますから、充電ももっとできると思います。
もっと大きな車もこれから展開していくことになります。
これから車の台数が飛躍的に伸びていきますね、新興国中心に。そうすると、燃費の改善技術が台数の増加に間に合わなくなるんですね。そうなると、どうしてもCO2がゼロとか、CO2が限りなく出ない車をこれから投入していかないと、車から出るCO2の総排出量を減らすことができない。あるいは、抑えることができなということになりますので、これはやらざるを得ない技術だと思っています。
電気自動車って、ガソリン自動車よりも先に始まっているんですね。ところが、内燃機関の技術が飛躍的に進歩したので、電気自動車、日の目を見なかったんですけど、ですから、ジェネラル・モータースとか、フォードモータースっていいますよね。あのモーターはモーターの名残という説もあるんですね。もともとは電気自動車が世の中には最初に電気というのが出ていたわけですから、モーターが飛躍的に技術がよくなってきたので、ここでもいう一度チャンスが出てきたということですね。
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