相手がもし2トップなら、闘莉王-松田-中澤 中村俊輔-今野-内田 玉田-遠藤-森本 本田
2009年7月26日放送 NHK BS1 新BSディベート
W杯サッカー 日本はどう戦うのか
ッスポーツライター 杉山茂樹さん
発想を、僕は変えてしまって、最初から日本のストライカーは点が入らないと。だったらどうするというところから始めたほうがいいと思います。入らないと言ったら失礼ですけれども、得点力不足を割り切る。得点力不足といい続けると、話は終わっちゃうんですねえ、いつも。目の前にいないですから、候補が。だったらどうするという現実的な話をした方が僕はいいと思います。
僕が監督なら、突拍子もない布陣なんですけれども、実は突拍子もなくはないんですけれども、相手がもし2トップなら、闘莉王-松田-中澤 中村俊輔-今野-内田 玉田-遠藤-森本 本田、こういうふうに割り切りましょうという話なんですね。 3-3-3-1という言い方をしてもいいんですけど、数はあまり関係ないと思うんですけど、3-4-3といってもいいんですけど、最終ラインの3人、松田選手を入れたほうがいいと思って入れているんですけれども、相手が1トップなり、3トップなりできた場合は、サイドバックの選手を入れたほうがいいと思うんですけど、相手が仮に2で来るとしたら、こういう割り切りをしたらどうかと。もう最初からサイドバックをあげてしまえと。これは2002年の韓国がやったパターンですよね。4-2-3-1を3-3-3-1に変えてしまいましたよね。驚くのはこの選手なんですけれども、本田選手。僕、この選手に賭けたいと思います。この選手、随分変わった選手で、日本人離れしていると思います、いろんな意味で。この人の一発に賭けたいなと思っています。フリーキックすごいですから。
僕が突拍子もないことを言いだす理由は、ワールドカップでベスト4を狙うわけですよね。と言ってしまったわけなので、これは一か八かで行くしかないんですね。普通の戦いでは、僕は絶対に無理だと思います。今まで、番狂わせのサンプルをいろいろ見てきているわけですけれども、そこでの番狂わせというのかな、日本は要するに番狂わせを狙いたいわけですから、普通にやったら勝てないと思います。
日本はとにかく小国なんですよ。大国の意識がすごく強いんですね。やはりチャレンジャーなんですね。今までワールドカップでトルシエさんがやった2002年以外で1勝もしていないんですよ。ここをもっとジャンプアップするためには、まず謙虚になることだと思うんですね。オランダ人がよく言うんですけど、必ずサッカーを説明する時に、我々は小さな国だ。だから、工夫しましょうということで始まるんですけど、それはある意味の謙虚さなんだけど、それをバネに一発やってやるぞという気持ちが働くわけですよ。
僕はディフェンシブな試合を1試合やって、アルゼンチンに勝てるかもしれないですよ。ブラジルに1回勝てるかもしれないですけど、2回、3回と勝とうとしますと、僕もいろいろと大会を見てきているんですけれども、守って勝つというのを2試合やるというのはまず不可能ですね。1回はあるんですけど、それ以上を狙おうと我々は言っているわけで、こういうことを言っているわけなんですけど、1勝でいいんでしたら、違うことを言いますけど、もっと上に行こうという話をしている時に、現実的は話しはしなければいけないんですけども、僕の話はほとんど一か八かですよね。
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