マルシオ・リシャルデスがうまく配球しながら、中盤で時間を作って、3人が絡むように作っていく
2009年6月27日放送 NHK BS1 Jリーグタイム
早野宏史さん
これから、前回のマリノス戦を含めて、横パスだけのポゼッションだとなかなかゴールまで行けないので、トップに入れたボールをいかに展開できるか、こういったところが、これからのレッズの課題かなという気がしますけどね。
序盤はジェフの両サイドが起点になって、ジェフペースだったんですけど、ちょっとそこが崩れ始めて、ツーブロックがしっかりしていたので、大宮は、そこの攻守の切り替えというのは、非常に大宮よかった。その行きつく先のツートップが、守備も攻撃も非常にチームのために献身的に動いて、ボールを引き出していたんですね。
大島の加入というのはあまり目立たないですけど、非常に安定したプレー、目立たない割には、彼を中心にボールがうまく回り始めるというところがあるような気がします。右サイドに矢野なんですが、縦に行くスピード、守備の貢献、運動量とスピードというものがチームの中で大島のポストの流れで出てくる。もう一つは、また違った個人技、ドリブルで時間を作って、違う3人が前にいるということが一つ。これらを、10番のマルシオ・リシャルデス、これがうまく配球しながら、中盤で時間を作って、この3人が絡むように、絡むように作っていくところに、新潟の3トップの攻撃性というのが見えると思いますね。
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