僕は子供のころから尊敬する人物は父と母と書いたけど、その通りやったんやね
2009年7月22日放送 NHK総合 ファミリーヒストリー
漫才師 宮川大助さん
自分の記憶にあるのは、故郷で本当に貧乏だったので、貧乏の中で生活している、そういう両親しか知らないもんですから、ちょっと唖然としているというか、戦争というものが物凄く身近に感じている、今。
親父は何一つ語りませんでしたね。昔の戦争状態の写真なんかが各家にいっぱいあったらしいんですよね。そういう写真も僕が物心ついた時には孝美には見せんでもええというて、全部焼いたというふうにいうてましたね。戦争の状況の話というのは、記憶にないですね。
自分の身に置き換えて考えることができないですよね。ああいう経験が自分たちにはないだろうと思うし、あの思いの中で、姉ちゃんとかね、兄貴なんかがおって、そういう思いもしてきて、その思いのしんどさというのを親父は語らないしね。
親の歴史を知りたい、知りたいと思っていたし、こうして見て、その記憶もだんだん薄れていく中で、こうして見せてもらって、僕は子供のころから尊敬する人物は父と母と書いたけど、その通りやったんやね。
親に対しての気持ちというのも、姉ちゃんに対しての気持ちも、どういう具合に表現をしたらいいのかがはっきりわからないんですけれども、僕も家庭を作って、一生懸命家族で仲良く生きていることが、一番の感謝かなとは思っていますよね。
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