ここからもう一度、経済条件が厳しくなったときに、打つ手がない
2009年7月21日放送 NHK BS1 経済最前線
野村証券 金融経済研究所 経済調査部長 木内登英さん
金融対策は、追加で政府のお金をつぎ込むということをやらなかったということで、民間主導の解決を目指したということなんですが、民間主導になりますと、どうしてもリスク資産を抑えていくという流れの中で、貸し出しを抑える貸し渋りということが起こってしまいますので、なかなか経済に大きなプラスの影響が出てくるというのは、難しいという局面だと思います。ただ、すでに財政政策も相当やってしまいましたので、ここからもう一度、経済条件が厳しくなったときに、打つ手がないという、むしろこれから厳しい局面に直面する可能性はあるように思います。
浙江省 寧波 文房具・玩具メーカー経営 黄吉力さん
我々は労働集約型で、付加価値も高くない輸出企業です。金融危機の影響は本当に大きいです。
金融危機はいつか再び形を変えて発生するでしょう。私たちのような輸出企業は、今、変革しなければ、また同じような困難に直面するでしょう。
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