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奈良時代の食品と今の食品が同時に食卓に並ぶことはないです

2009年7月14日放送 NHK総合 爆笑問題のニッポンの教養

味のある話 人口舌

九州大学大学院教授 都甲潔さん
味を測定する装置、味を数値化する装置を作ることによって、開発することによって、全世界に、地球上に、味の尺度、味の物差しを作りたい。客観的なスケールを作りたい。簡単な例をあげましょうか。このコンピュータですけどね、たぶん3キログラムぐらいあるんですけどね、僕は3キログラムのコンピュータは重いんです。これを出張には持っていけない。重いと軽いというのは人の主観なんです。ところが、3キログラムというのは、客観。ところが、味の世界には主観しかないんです。そういった世界に、初めて客観という物差しを持ちこむと、文化がどう変わるか。文明がどう変わるか。私はそれを見届けたい。要するに、僕ら食譜といっています。食品の楽譜。何で、僕らは200年も前のベートーベンやバッハの曲を演奏、聞くことができるのか。それは、音を記録する楽譜があったから。例えば、ピラミッドなんか残っていますよね。今、ピラミッドの横に、近代的な建物があって、古いものと新しいものが同時に並んでいる。食品はそれはないんです。奈良時代の食品と今の食品が同時に食卓に並ぶことはないです。でも、食譜があれば、味覚センサーによる食譜があれば、今の世の中の食品と未来の食品が同じ食卓に並んで、それがエンジョイできるんです。

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