全部電気自動車に代わると、その中に蓄えられる電気の量というのは、日本の総発電量の8から10倍ぐらい入る
2009年8月1日放送 NHK総合 経済ワイドビジョンe
三菱重工業 社長 大宮英明さん
興味の視点、一番大事なところというのは、電気というのは、作る側から使う側に供給されていると。我々はどちらかというと、家庭で使っている立場ですね。それが、例えば、太陽光発電とか、小さな風力発電が家庭に入りますと、電気が作れるようになるわけ。だから、消費者から生産者に変われるということなんです。そこが一番大きな視点の違いで、生産者に変わるんですけど、実はちょっと問題がありまして、電気というのは賞味期限がゼロんなんです。ですから、風力発電みたいに、風があると作れますけど、風がないと駄目だと。太陽光発電もそうですけど、曇っちゃったらだめ。それは非常に質の悪い電気なもんですから、それを蓄えて、安定化して供給すると。こういうことが必要になるんですね。したがって、生産になった時に、そういうような仕組みが中にないと、上手くいかないということだと思っています。各家庭に入れようと思っているリチウム電池もそうですけど、実は、自動車が電気自動車になりますと、日本には大体6500万台から7000万台くらい自動車があるんですけど、バスとか全部入れて、これが全部電気自動車に代わると、その中に蓄えられる電気の量というのは、日本の総発電量の8から10倍ぐらい入る。これがバッファーになると。家と車というのは非常に近いですね。親和性がありますから、蓄えるものと作るものと、それが一緒になると。それでスマートブリットを構成すると、非常に良いシステムになる。
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