日本人って、猛烈に異文化を同化していくバイタリティというか、エネルギーの塊
2009年8月16日放送 NHK BS2 熱中時間スペシャル
ようこそ!熱中昭和館へ モノでつづるおもしろ昭和史
号外熱中人 山名隆三さん
テレビニュースでよく捲いているでしょ。ああいうところに出くわさん限りは、手に入らない。朝、テレビを見まして、朝の7時、昼間の12時、夜の7時に見て、これは号外になるものか、駅でもらわん限りは、後でと思っても手に入らない。
それまでは本紙の歴史に残るようなものを残していたんです。ところが、本紙は何ページもあるでしょ。見ている間にがさばったんです。ですから、号外もらった時に、これなら事件の先端をいくののだし、たったこんな小さいもの1枚ですむと。これを残しておけば、歴史がつづれるんではないかなと思った。
ペナント収集熱中人 北澤靖さん
私、本当に最近気がついたんですけど、自分が子供の頃はわからなかったんですけど、昭和というのは、みんなが上を向いて、みんなで一生懸命頑張って、家族旅行に行くとか、旅に出る。それが、非常に重要な意味を持っていた時代じゃないかなというのを感じるんですね。だから、そういった昭和という時代が自分を育ててくれたというのを、こうやってペナントを集めてて、見ているとよくわかりましたね。
子供雑誌通販熱中人 並河祥太さん
親には内緒的な心理が、親から買い与えてもらったものから、自分の意志で買い出したものなんだけれど、何か騙されそうな、大丈夫なのかなみたいな、そういうドキドキが。
ソノシート収集熱中人 水落隆行さん
音で聞いて、見て楽しめて、それでジャケットをめくりながら、ドラマも楽しめるというまさにメディアミックスの走りみたいな形の面白さがありますね。
昭和少女グッズ収集熱中人 宇山あゆみさん
ずっとこれ、小さい頃は嫌いだったんですね。リカちゃんで遊んでいる私たちにとって、こういう布でできたお人形って、やぼったいというか、あか抜けないなみたいに思っていて、これ飾ってある家は信じられないみたいに思っていたんですね。でも、大人になって、改めて見たら、かわいかったんだと思って、当時の物干し台のある家とか、人の家の玄関とか、全部思い出したんですね、これを見て。これをきっかけに、バアーて。普通のお人形に比べて、すごく頭が大きいと思うんですね。目の位置が下にあって、幼い顔をしているんですが、胸がすごいグラマーで、あどけないんだけど、何か色気があるみたいな、それが目が離せないみたいな感じがありますね。違和感が気になるんですね。
シャワーキャップ収集熱中人 上原稔さん
まともと一番最初に見たのは、今から30年ぐらい前に、雑貨屋さんで、このシャワーキャップを見て、このパッケージの写真を見て、あ、これ欲しい。ゾクっときたんです。もう、うちに持って帰らなければいけない。これがスタートなんです。やっぱりこの目ですね。付けまつ毛といい、この笑っている顔といい、レトロで昭和らしい感じ。
教授 精神科医 名越康文さん
昭和の分厚さを知ったというか、日本人って、猛烈に異文化を同化していくバイタリティというか、エネルギーの塊なんだというふうに思いました。それだけに、自分たちが数10年間の昭和の中で、どんなふうに変化したのか、いいところも、あるいは危ないところも、そういうところがもう一遍振り返れる機会になったと思います。
こんな切り口で昭和を見るなんて、コレクターの人たちがいなければ、絶対出来なかったことですよ。
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