今まで無理をしていた分だけ、どうしてもマイナスの方にギアリングが効いてしまう
2009年8月27日放送 日経CNBC ラップトゥデイ
経済解説部 中嶋健吉さん
今のマーケットというのは、衆議院選挙までにメジャーSQの方向性をある程度固めておきたいという、こういった意図的なものがずっとあったということだと思いますね。昨日は円高をものともせずに、先物を中心に、そして、値がさハイテク輸出株を中心に大きく値を上げてきたこれが大きなポイントだったと思うんですが、これが1万500円という目標値を確実なものにするには、値がさハイテクだけでは守りきれない。どうしても、そこには日経平均採用の大型もの、例えば、トヨタ、東芝、諸々のそういうものがある程度参戦してこないとなかなか難しかったということかと思いますよね。ですから、そういう大型株というのが、上げるほど、今のマーケット力強いかというと、残念ながらそれほどのエネルギーがない。そういうことで、今日は早々とメッキがはがれてきたということになると、今まで無理をしていた分だけ、どうしてもマイナスの方にギアリングが効いてしまうということで、ちょっと下げ幅が大きくなったのが今日の動きではないでしょうかね。
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