なるべくピュアにして、喋ると、太田さんらしさが出てくるんじゃないのっていう話を僕はしたかった
2009年8月15日放送 NHK総合 爆笑問題のニッポンの教養
アートのハート
東京藝術大学 学長 宮田亮平さん
Aを伝えたいと思って、僕が作品を作るとするじゃない。自分のことだけ言わせてもらうと。今回は鵺を作りたいとするじゃない。出来上がった作品というのは、僕の手から離れるわけだよね。僕の子供だから、彼はもう一つの生命を持っているわけだから、彼が動いていった時に、観る人がBと感じたとするじゃない。それを僕がいつもそばに行って、これはAですということは言わなくていいわけ。ところが、言葉って怖いのは、一つのことを言った時に、次の人に伝わる時に連想ゲームのようになる時に、全く違ってくるときに、意志が違う時に、全く矛盾して辛い思いをする時ってあるじゃない。その辺があるので、なるべくピュアにして、喋ると、太田さんらしさが出てくるんじゃないのっていう話を僕はしたかった。
考えるのはあとからでいい。まずやること。まずつくる。理屈が先にあったそのあとに、モノを作ろうとすると、それを伝えよう、伝えようとするから、余計いろんなものをくっ付けて、シンプルじゃなくなってくる。そうすると、自分がわからなくなるね。
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