1回で集中が切れてしまったようなバックライン、ここから大量失点につながっていってしまったんじゃないかな
2009年9月26日放送 NHK BS1 Jリーグタイム
早野宏史さん
アントラーズの選手が完全に守備に陣形についているところですよね。ケネディというのはヘディングが強いので、これは注意していたと思います、アントラーズも。ただ、この後、ボールがサイドに回っていくんですけど、マギヌンにボールが出ます。内田が手を出して、待てと言っていますけど、中盤のプレスが掛からない、ここは行っていたら、たぶんボールは返っていたと思いますよ。もうひとつ、ケネディにボールを簡単に上げさせないためにも、彼はプレッシャーをかけていけば、ボールがまずこの初動が起こらなかった。この辺でまず、中盤のところでのボールのプレスというところで、物足りなさ。
この後、野沢が行きます。ケネディの周りには3対2で守っているんですけれども、ここで上げられてしまうんですね。オフサイドと言っていますけれども、岩政は下がりながらになってしまいます。オフサイドと言っている間、大岩は遅れてしまう。新井場もちょっと遅れてしまう。この辺のところで、ゴール前で後手になると、非常に危ないシーンというのは生まれやすくなりますよ。このボールが予期してないところで裏に抜けて、シュートになります。ただ、この時です。岩政、ここら辺の集中力のなさを感じています。この後、びっくりしたように動きます。しまったということですよね。この辺のところ、あまり攻められていない、注意をしていたクロスボールですけれども、1回で集中が切れてしまったようなバックライン、ここから大量失点につながっていってしまったんじゃないかなということは僕は感じました。
一人ひとりが不安感を持っていること。これによって、動きの量が減っている。僕は割り切って、運動量を増やして、ミスが起こったら戻って、また攻撃に出ると、この動きの量を増やすことによって、本来の力というのを戻してほしいなという気がします。
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