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雇用という項目を見ると、50にまだ大きく届かないという状況になっています

2009年9月4日放送 テレビ東京 Newsモーニングサテライト

岡三証券NY 杉山賢也さん
今日、発表された非製造業、それからすでに発表されている製造業、ともに景況感、急回復してまして、景気の底入れを裏付ける材料になっています。この1年のISM指数の推移を見てみますと、ちょうど左右対称のような形になっていて、昨年9月のリーマンショック以降、急速に悪化した景況感は大きく改善して、1年前の水準を超える、あるいはその付近まで来ているということです。
足元の景気にも同じようなことが言えるんですが、7-9月期のDGP成長率というのは、5四半期ぶりにプラスに転じると予想されていて、景気底入れは間違いないという状況になっているわけです。ただ、一つ懸念されるのは、雇用ということで、この先、ジョブレス・リカバリーになるという可能性というのも指摘されています。
ISM統計の中身を見てみますと、サービス業、製造業ともに、新規受注といったような項目は景況感の好不況の分かれ目となる50を上回る、あるいは50近辺まで回復しているんですが、雇用という項目を見ると、50にまだ大きく届かないという状況になっています。足元、生産活動やサービスの提供を拡大しようという段階に来ているんですが、企業は依然として雇用の拡大には慎重という状況です。企業は、この半年ほど、人員削減やリストラというコストカットで何とか利益をねん出してきたんですが、これはいわば守りを固めているという状況で、こういう状況が続くと、労働者の賃金が増えないということで、なかなか個人消費が景気を押し上げるというサイクルに辿り着かないということになると思います。
当面は、自律回復というのは厳しい状況で、やはり政府の景気対策ということに頼らなければならないという状況だと思います。そうすると、ここから先の景気見通しは、自律回復と景気の息切れの中間のようなイメージを想定していまして、一進一退を続けながら、緩やかな回復基調を辿るということになると思います。

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