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海軍は常に精巧な考えを持ちながら、その信念を国策に反映させる勇を欠き、ついに戦争、敗戦へと国を誤るにいたった

2009年9月10日放送 NHK総合 NHKスペシャル

日本海軍 400時間の証言 第3回 戦犯裁判 第二の戦争

およそ二年半の審理を通じ、最も残念に思ったことは、海軍は常に精巧な考えを持ちながら、その信念を国策に反映させる勇を欠き、ついに戦争、敗戦へと国を誤るにいたったことである。陸軍は暴力犯、海軍は知能犯、いずれも陸海軍あるを知って、国あるを忘れていた。敗戦の責任は五分五分であると。

戦争は国家行為であり、これに対し、国際法上で個人責任はない。条例の規定は事後法であり、不法である。戦争裁判というのは、従来普通の裁判と違いまして、どうせ講和条約までだと。死刑になりさえしなければ、終身刑でおっても、講和条約までがんばれば、それで自由の身になれると。

これは表向きにしたら、えらいことになると。しかも日本の海軍の信用にかかわると。私は一切、証拠を上げるなと結局、本質にならないようにしておけと。私に相談しに来た者に、全部本当のことは何も言うなと。黙っておけ。それで、何とかなってしまうという指導をしていましたから、したがって、最後まで検事側は本当の証拠は得られなかったはずだ。

取材デスク 小貫武さん
11年にわたって続けられた反省会は、平成3年4月に開かれた131回が確認できる最後の会議となりました。その後、膨大な証言の記録は埋もれたままになっていました。ここで交わされた議論から見えてきたのは、無謀な作戦でも、いったん始まると誰も反対できなくなる組織の空気です。本来、一人一人を守るために存在する国家や組織があるべく姿を見失い、逆に、個人をいとも簡単に押しつぶしてしまうという現実でした。この反省会での議論は、今の社会にも通じるものがあると私は思います。今回、番組で取り上げた人たちの多くは海軍という組織のために忠実に自分の役割を果たしていました。そのことが、結果として組織の利益を優先し、個人の存在を軽視することへとつながっていきました。そこに、現代の組織にも通じるものを感じざるを得ないのです。あの戦争では、日本人だけで310万人、アジアではさらに多くの命が失われました。この悲劇を2度と繰り返さないために、反省会の証言から読み取るべき教訓とは何なのか。それは、どんな組織よりも一人一人の命のほうが重いということではないかと私は思うのです。

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