売値を決めてからの下げ方ではなくて、我々のコストを積み上げた形の売値を決めていく
2009年9月5日放送 NHK総合 経済ワイドビジョンe
ダイナコネクティブ 社長 キム・ボンホさん
いろいろ考え方はございます。汎用部品を使うとか、時間を短縮するとか、いわゆる時間イコールお金ということもありますし、安いという判断をされるというのは、我々ではなくて、モノを買っていただくお客様なんですね。どのタイミングで、この金額であれば安いのかと。単純に、今、この金額だから安いわけではないはずなんですね。今だから、この金額で安いというふうな感覚を、我々が考えるんではなくて、結果的にお客様がそれを決めていただくという形になると思います。
逆にいうと、売値を決めてからの下げ方ではなくて、我々のコストを積み上げた形の売値を決めていくと。
ここのチップ、いろいろ部品があるんですけれども、私ども一番気にしているものというのは、電源ボードなんですね。電源ボードのコンデンサというのは、高リップル、長寿命というものを使わない限りは、結局寿命が短くなってしまう。あとは、チップ。当然高いですね。汎用品でもメインチップですから高いです。ただ、これを動かすのは、このチップが動くんではなくて、我々がソフトを使って、動かすというOSを作らなければいけないので、その部分は我々のソフトわエアですね。
端子のところですね。最小限DVDプレイヤーとか、ビデオデッキとかをつなぐ端子を設けておくと。それ以外にも、パソコン用の端子は付いているんですが、それ以外に高級な外したりとか。
そこは私どもの一番の生命線であるかもしれないですが、そのためにアンテナを数千個、数万個立てているんですね。いわゆるチップの情報を得るためんなんですね。それが中国であり、台湾でり、韓国であり、今回たまたま韓国になっているというのは、物流の時間を短くするために、韓国にしているというのも当然ありますね。
今、すべてが、極端にいうと、パネルの金額がいくらとか、為替がどうなっているかとか、この部品がすぐ手に入るとか、そういうものですね。
平べったくいえば、大手メーカーさんがやってらっしゃるように、ネットワーク家電をやりたいとか、いろいろあるんですが、ネットワーク家電をやるにあたって、当然付加価値をつけるわけですから、当然値段が高くなるわけですよ。その部分を一般の家庭で使えるような機能を入れ込んだ形の、手軽なネットワーク家電を作っていきたいと思います。
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