キネーン騎手は意識は凱旋門賞にあるわけです
2009年9月19日放送 NHK BS1 世界の競馬
JRAアドバイザー 岡部幸雄さん
凱旋門賞レースはヨーロッパにおいて、本当に最高峰のレースであります。今年の凱旋門賞レースの中で一番注目される馬はなんといってもシーザスターズだと思います。最後のホームストレッチで、しっかりと脚が使えるという、これが一番の武器だと思います。
4頭立てで、3頭はエーダン・オブライエン厩舎の馬なんですよね。その3頭を相手にレースをしているんですけど、ライバルがちょうど真ん中を抜けていく、わざとその中に入れるという、わずか4頭立てですから、普通に考えると狭い中に入れることはないんじゃないかなというふうに見えるんですけど、キネーン騎手は意識は凱旋門賞にあるわけです。3-4コーナーのコーナーリングがすごく大きいので、外枠になっちゃうと、距離ロスがすごく多いので、どちらかというと、馬の中に入れて、内側に入れて、我慢をさせてという競馬をしないと、なかなか勝ちにつながらないというのがキネーン騎手なんかは、いろいろ経験していますから、わかっていますから、ですから、そういうことを意識してレースをさせたと思います。
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