本当に行き過ぎた、なんというんでしょう、利益第一主義というかですね
2009年9月15日放送 テレビ東京 ガイアの夜明け
シリーズ第4幕 マネー動乱 あれから1年 金融暴走の果て
バークレイズ・キャピタル証券 株式営業本部長 大久保一敏さん
常にトップを取りに行かなければいけないということを社内で、これはヨーロッパもアメリカも、アジアもそれを感じていて、それを社内のカルチャーとして、根付けさせようとしていたところがあったんじゃないでしょうかね。本当に行き過ぎた、なんというんでしょう、利益第一主義というかですね。
ニューヨーク バークレイズ・キャピタル ロバート・ダイアモンド 社長
わずか半年で、これまでの年間業績を上回る最高の収益を記録しました。その3分の1はリーマンの買収効果です。我々は生まれ変わりました。これで、名実ともに一流金融グループの地位を確立したのです。
高いボーナスに人々が神経質になっていることは、十分認識しています。ただ、私たちは成果に応じて、ボーナスを支払っているのです。利益を出した人には多く、当然損を出した人には払いません。
不動産投資家 ジョン・デッサワーさん
毎日物件を探しているよ。今ならいい物件が格安で手に入る。あと3,4年もしたら、とてもこんなねえ団では買えないだろうから、今が絶好の買い時なんだ。
投資の基本は安く勝って、高く売ること。みんな高値で買うから損をする。おれは底値で買うから、あとは上がるだけさ。
ここの住民に恨まれても、別に気にしないさ。少しずつ買いながら様子を見て、チャンスが来たら、まとめて一気に買い叩くだけさ。
大阪 北区 太平洋法律事務所 弁護士 三木俊博さん
金融商品が暴落したということは、金融商品に内在していたリスクが現実化したということなんですよね。そういうリスクを全然説明を受けていなかった。納得ができないということで、不満をおっしゃって、相談に来られる方が非常に増えているということになります。
最悪の時のはどういうことになるかというのを顧客の方に説明しておかなければいけなかったですね。それができていなかった。顧客はそういうことを分かっていなかったということですから、説明義務違反、法律的に違法なことだということになりますので、この被害は回復できるというふうに確信しております。
ファイナンシャルプランナー 紀平正幸さん
ここで問題なのは、投資家にとって、最も必要なリスクの話ですが、それはないんですね。しかも、中古の物件ですよね。3年後に値下がりすることは確実なので、借り入れた元本をそのまま返すと、値下がりした分だけ投資家の分配金、つまり最終的な元本の分配金が減るわけですよね。これは一番大きなリスクなのに、そのことの計算もなければ、事例もなければ、減るという話も全く触れていない。
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