今までは契約書がなく、お任せ政治をやってきて、800兆円を超える借金ができたという、作り直しなんです
2009年10月3日放送 NHK総合 経済ワイドビジョンe
早稲田大学大学院 教授 北川正恭さん
市役所や県庁は補助金がいったいどこにあるかを探して、理屈付けして、農林予算でこれがあったら、ハコモノを立ててという、こういう努力は中央集権の弊害だと。そして、自分の市単独の予算をできるだけ国からの補助金で補おうと、こういうことなんですが、やっぱり一つ予算を作っちゃうと、独り歩きしますね。本当に、助産所が必要かどうかを、既存の建物の中に入れて、ソフトで、内容を充実して、安心して子供が産める状況を作るということを考えていかないと、今までのように、ハコモノを作って、そして整備してと、こういう時代ではないと、こういう見方もできると思うんですね。
実は、マニュフェストが重要で、脳から汗をかいても、どれだけできないと言われても、断固やる。今まで政治家は自分の都合のいい政治をやっていたんです。官僚も、自分たちのできる範囲で。マニュフェストは国民に約束しましたから、国民が納得する予算を民主党は約束した以上は断固やるという、選挙もお願いの選挙から契約、約束の選挙に変えたわけですから、だからここで政治が変わると。こういう政治主導ということですから、やってえもらわないと困る。できなければ、なんでできないのと言えるでしょ。それは契約書があるからですよ。今までは契約書がなく、お任せ政治をやってきて、800兆円を超える借金ができたという、作り直しなんです。
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