何度同じことを繰り返すのか。勝利はまた目の前をすり抜けていった。サポーターへの申し訳ない気持ちも声にならない
2009年10月25日放送 TBS S☆1スパサカ
何度同じことを繰り返すのか。勝利はまた目の前をすり抜けていった。サポーターへの申し訳ない気持ちも声にならない。
昨年は奇跡の残留。今年こそ、最初から最後まで笑顔でいたかった。しかし、開幕から5試合勝利なし。決定的なチャンスも、ものにできない。不甲斐ないエースに、容赦なく非難の声が飛ぶ。
2年前、フロントとの確執で、主力選手が次々と移籍する中、巻はチームに残った。
その思いをずっと胸に抱き続けた来た。今シーズンも過酷な戦いの連続。プレッシャーと戦いながら、ひた向きにボールを追った。エースの責任を果たすために。
開幕6戦目でようやく初ゴール。チームを初勝利に導いた。
プロになったのは6年前。ジェフは前身の古河電工時代から44年間、一度も降格を経験していない。その中で、巻はわずか2年でエースへと成長した。エースとして、ナビスコカップ連覇も果した。頼れる恩師とともに。
今季のホーム初白星は第11節。この試合、巻自身、Jリーグ通算50ゴールを挙げ、待たせたサポーターに捧げた。
このまま上昇気流に乗れると信じていた。しかし、先制しても、勝ちきれない。どこから歯車が狂い始めたのだろう。途中交代での200試合出場。7月から勝利を掴めない現実。答えが見つからないまま、時間は過ぎていく。けれど、決してあきらめない。どんなに苦しくても、前を向く。それがミスタージェフ、巻誠一郎。
Jリーグも残り5試合。相手は3連覇を狙う王者アントラーズ。がけっぷちのジェフ。すべてを勝利し、サポーターたちに捧げるつもりで巻の残留を懸けた戦いは果たしてどうなったのか。
« 前から取りに行くのではなくて、相手が出てくるのを逆にカウンターを狙って、点を取ってしまう | トップページ | 両サイドバックが行ったら、後ろはスカスカになりますよ »
「S☆1スパサカ」カテゴリの記事
- あそこで、ああいうふうにやってくるプレーヤーがJリーグでもアジアでもいなかったので、この時点で、普通だったら競るんですよ(2010.03.21)
- 中村選手に入ったらすぐ動きだすというのをやれるようになると、木村和司監督の笑いもグングン増えるということですよね(2010.03.16)
- 前を向けるプレーができるようになると、日本のサッカーらしさは出るんじゃないかと思いますね(2010.03.09)
- 攻撃、点を取るために、ワールドカップで勝つためには、攻撃しなければいけない。それには、前、ゴール前に、縦、縦、行かなければいけない(2010.02.22)
- もう岡田色を出さなければいけない時点で、正直、色はそんなに見えていないですよね(2010.02.14)
この記事へのコメントは終了しました。
« 前から取りに行くのではなくて、相手が出てくるのを逆にカウンターを狙って、点を取ってしまう | トップページ | 両サイドバックが行ったら、後ろはスカスカになりますよ »
コメント